愛しい僕の奥様 (ページ20)

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ハッピーバレンタイン８ページ20

車の運転席に座り、エンジンをかけずに

そのカードを開く

すると、中には僕に向けたAのメッセージが書かれていた

『最愛のジェジュンへ

結婚して初めてのバレンタインデーだね♪
いつもは言えないジェジュンへの感謝と愛の気持ちを送ります。

毎日お休みもほとんどなく、お仕事お疲れ様です。
忙しそうにしているジェジュンだけど、好きな事を仕事に出来ているジェジュンは
とても楽しそうで輝いています。
私はそんなジェジュンを見ているのが大好きです。

そして、いつも私に変わらない優しさをありがとう♪
至らない私だけど、そんな私を愛してくれて
ありがとう

私に出来るのは、輝いているジェジュンを少しでもサポートできるように
傍で身の回りのお世話をすることです。
あなたが不快にならないように
沢山のファンの皆さんに、あなたの音楽を愛してもらえるように
私はジェジュンを支えていたいと思っています。

”結婚して益々カッコよくなったね”

そんな風に思ってもらえると良いなぁ～♪

これからも、こんな私ですが
ずっと傍にいてください。

愛しています

変わらぬ愛を、ジェジュンに

Aより』

JJ「ﾌﾌｯ・・・A・・・」

ピンクの包み紙の中は、可愛らしいバラの形をした小さなチョコが数個入っていた

僕はそれを摘まむと、一口

口に入れた

JJ「ｯﾌ・・・やっぱ甘いな(笑)」

バレンタインの日

これをAは僕に渡そうとしていたんだな

それなのに僕は…

きっと昼間から買い物に行き

一生懸命に料理を作って

チョコも悩んで時間をかけて買ったのだろう

メッセージも、僕の事を考えながら書いて

テーブルセッティングもお酒の用意も

化粧や服も選んで

僕の帰りを待っていたに違いない

なのに、帰れないと言った僕に怒りもせずに

”あまり無理しないでね

飲み過ぎないように”

なんて

帰ってこない僕にがっかりしただろうに

JJ「ｯﾌ・・・ﾌﾌｯ・・・」

「ぐぅぅぅ～・・・すぅ～・・・ぴぃ～・・・」

僕はしばらく駐車場を出ることが出来なかった

なぜかって？

それは。。。

涙で目の前が良く見えなかったから

それで運転したら危ないだろ？(笑)

つづく。。。