愛しい僕の奥様 (ページ2)

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ツンデレ【YN】ページ2

「ユノ～ぉぅ？起きてぇ～」

YN「ん～…」

ムギュ！ムギュ！

YN「いてて…」

毎日、僕を時間に間に合うように起こしてくれる

僕の奥さん

本当は『おはよう』のキスで目覚めたいけど。。。

Aはいつも、僕のほっぺを人差し指でつついて起こす

少しだけ伸びた爪が頬に食い込んで、痛い

「ユノぉ～ぅ？遅れちゃうよぉ～？」

YN「…起きるから」

「二度寝したら怒るわよー？もぉ～…」

寝室をさっさと出ていってしまったA

僕は疲れた体をゆっくりおこし

着替えを始める

YN「おはよう」

「顔洗ってねー」

YN「うん」

朝ごはんの準備中のAの背中に

そう返事をして、僕は顔を洗いに行く

顔を洗ってダイニングに行くと

テーブルの上には朝ごはんが出来ていた

『いただきまぁ～す』

二人で朝食を食べる

時間がない僕達には、貴重な二人の時間だ

「ユノ？そのセーター変じゃない？」

YN「そう？僕は気に入ってるけど？」

「変だよー。なんの柄なの？それ」

YN「んー…なんだろ？」

「妻である私のセンスも疑われるから、違うのに着替えて」

YN「え…。着替えるの？」

「なにか問題でも？」

YN「ないです。」

なんだか、私生活も仕事でも同じ人が横にいるような錯覚になる

でも不思議と嫌じゃない

むしろ…心地よい

朝食を食べ終えて、着替えを済ませると

僕は仕事に行く

YN「じゃあ、行ってきます」

「今日は遅いの？」

YN「もうすぐコンサートだからね。

リハーサルで遅くなるかも」

玄関でのいつものやりとり

僕はこの時間が好きだ

何故かって？

それは。。。

「ユノが居ないと寂しいな…」

YN「出来るだけ早く帰ってくるから」

「早く帰ってきて？じゃないと…実家に帰っちゃうんだからぁ～(泣)」

YN「A。ちゃんと僕の帰りを待ってて？」

「うん(泣)ユノ？愛してる？」

YN「愛してるよ。世界で一番愛してる」

「ユノっ！」

抱き締めあってキスをする

ほぼ…毎日

他人が見ればままごとのように見えるかもしれないけど

いつもは僕に少し素っ気なく接するAの甘えたところを見ると

胸がきゅん♪となる

YN「じゃあね！いってきますっ」

「いってらっしゃい♪」

僕は完全にツンデレに嵌まってしまった

CM「ヒョン、朝から顔がだらしないですよ」

チャミナ…

今の僕にはお前のその言葉さえ喜びを感じるよ。。。

つづく