木兎の弟は稲荷崎のリベロ２ (ページ14)

今日:43 hit、昨日:23 hit、合計:207,077 hit

え？ページ14

部屋着姿の北さんがいた。

「北さんのおばあちゃんだったんですね。」

北「Aやったんか。ばあちゃん手伝ってくれてありがとな。」

ふわっと北さんが微笑んだ。

うわぁ… レアだ。

倫太郎いたら、絶対スマホで動画撮りそうだな。

ここ、北さんの家だったのか。

「いえいえ、気にしないで下さい。」

北さんのお婆さんは、ちょっと待っててと家の中に入っていった。

北婆「Aくんありがとね。これ持ってって。」

ビニール袋いっぱいにみかんが沢山入っていた。

「え！こんなに貰っていいんですか？」

北「いっぱいあるから、気にせんでええよ。」

北さんとおばあちゃんと別れて家に帰った。

さてと、カレーでも作るか。

野菜を切って、カレーを煮込んでいた。

いい感じに出来たな。

ピンポーン＿＿＿ピンポーンピンポーンピンポーン

うるさいっ！！

一回鳴らせば分かるっつうの！

侑「Aきたでーー！！」

ギィィィィ

ドアを半開きにして、顔を出した。

「お前か…。ピンポン何回も鳴らしたやつ。」

侑「ちょ、待て、俺だけやないで！」

お前が一番怪しいわ！

他の3人を見るとふいっと目を逸らされた。

「まあ、いいや。上がって」

さっそく勉強に取り掛かった。

結構みんな集中していて、気が付けば８時になっていた。

治「A、腹減った。」

「そろそろ、ご飯にしよっか」