木兎の弟は稲荷崎のリベロ１ (ページ45)

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(アナウンサー)
第二セット佐久早聖臣のサーブから始まります。
なんと、リベロ木兎 Aを狙った～！
守備の要リベロを狙った強気のプレーです！

軌道が変わった…回転が厄介だな。
でも…パワーはないから、大丈夫。

こっちに曲がる…この位置。
ボールに触れる瞬間威力をいなし体全部でボールを殺す…。

キュットン…。

(アナウンサー)
木兎Aーーー！佐久早聖臣のスパイクをあげたーーー！！！
セッターの位置にきれいに返ったーー！！
そして宮ツインズの宮治のスパイクが決まった～！！
いや～レシーブに入る前と後の動きが本当にきれいですよね

(解説者)
彼のフォームは一切無駄がないんですよ。
咄嗟の判断力とか予測がうまくて隙がないですね。

北「Aはどんなサーブでも簡単に打ち消してしまうような高い技術とセンスを持っとる」
　「Aの守備範囲に攻撃してもあかんねんで。」

(アナウンサー)
井闥山も負けじとリベロ古森が拾うーー！！
佐久早聖臣がスパイクモーションに入ったここでスパイクが決まるかー！
おっと、まさかのフェイントー！！
木兎Aが反応したーー！！！

佐久早「チッ」

「Aナイスレシーブ！！」

『俺もあの場面ならフェイント打つからね』

第二セットは、稲荷崎がとった。