【ハイキュー!!】隣の席の一静君【松川一静】

球技大会を始めましょう　その３ ページ10

ボールが高速で行き来し過ぎて、入る隙間がありません。

今現在、松と及川が何やらにらみ合いながら、ボールを投げ合っております。

これは、楽しい楽しい球技大会の筈なのだが………?

「及川、いい加減アウトになれよ!」

「嫌だね!俺は負けるつもりがありませんー!なんならそういうまっつんがアウトになれば？」

うん、怖いよこの二人。

「頑張れよ松川ー、負けたらラーメン奢りでー」

「及川も同罪なー。勝っても負けても奢りでー」

「なにそれ!?岩ちゃんとマッキー、俺だけに冷たくない!?」

「「だって敵だろ？」」

「酷い!!」

話がどんどん進むなか、自分がおいてけぼりになっている………そんなとき、花が言っていた一言を思い出した。

そう、あれは花がアウトになったときのこと…









　 〜回想〜

「A、松が負けそうなとき、名前呼びで応援しな」

「え、何で？」

「んー、多分喜んで張り切ると思うから？」

「へー…よく分からないけど、言ってみる」

　 〜回想終了〜

ものは試し、やってみよう。

「松」

「ん？どうしたA」

相変わらずラリーを続ける中、その手を休めず松は話を聴いてくれた。

「えっと…………………が、頑張って…一静？」

一静、と名前で呼んだ刹那、松の動きがピタリと止まって、一瞬にしてゆでダコ状態になった。

「チャンス!」

その隙に及川は松にボールを投げ…………









呆気なく、アウトになった。

…………話が違うではないか。

「あれれー、話が違うのですが？は・な・ま・き・さん？」

「………ごめん、計算外だった……てへっ」

「てへっ、じゃないよこの馬鹿花!」

この状況、及川vs私……明らかに勝ち目がないであろうが…!

と、心の中で花を恨んだ私であった。

本編をお休みして…雑談しながら感謝を叫ぶ!→←球技大会を始めましょう　その２

ラッキーアイテム

及川さんが表紙のバリボー

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