球技大会を始めましょう その2 ページ9
………どうしてこうなった。
今コートに残っているのは、私と松の二人のみ。
相手側は及川のみという、謎の状況に陥っている。
ルール上、外野に行った人は戻って来れないので、本当の生き残り…となるわけだが。
「絶対Aに当てさせねえ」
「残念、及川さんは手加減しないからね?」
二人は二人で、闘争心が滞りなく流れている←
何故こんな状況になったのか…それは、遡ること十分前…………
『よーい、スタート!』
司会の合図により、静かに戦いの火蓋が下ろされた今、両方でにらみ合いが起こっていた。
そして、どちらが先かは分からないが、ふとボールが動けば、嵐のような戦いが始まった。
当てるもの、当てられるもの、次々と脱落者が見える中、私の近くにボールが来たのだった。
「あ…どうしよう、投げた方がいいかな?」
「んー…いいと思う、思いっきり投げちゃえ」
そう花からアドバイスをもらったため、投げることに決めた。
狙いは勿論、及川ただ一人である。
「及川、当てさせてもらうよ!」
「げっ、Aちゃんが乗り気!?」
そして、力強く投げたボールは………
見事及川の足元に、ゆっくり降下したボールが転がっていった。
その飛距離、50cm。
束の間の沈黙のあと、相手がボールをこちらに投げてきた。
反応が遅れたせいで、足がその場から動かない。
ヤバい、これは当たる…そう思って目を瞑った……その刹那、誰かがボールを取った音が聞こえてきた。
ゆっくりと目を開けてみると、ボールを投げてきた相手に豪速球をお見舞いしている松の姿があった。
……助けてくれたのだ。
すぐお礼を言おうと試みたが、その言葉は
「……油断しすぎ…後、Aは後ろにいろ」
彼の言葉に遮られ、おまけにデコピンをされる始末だった。
「うぃっす…」
結局、間抜けな返事しか出来ないまま、球技大会は進んで行ったのだ…
それが、十分前の出来事で、今現在に至るのであった。
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及川さんが表紙のバリボー
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黒兎@梟谷全員俺の嫁(プロフ) - もーふさん» うおおおお!!!もーふさま、長らく返信せず、申し訳ございませんっ!!! コメント、アドバイス、役に立たさせて貰っています!月島君は、キャラが可笑しくて右往左往してました(笑) (2015年9月29日 21時) (レス) id: 0501180142 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ - 月島はやっぱ月島だったw (2015年4月3日 14時) (レス) id: 3ccc4e1aa1 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ - 「」の前の名前の事と、顔文字をいっぱい使うのは人の勝手ですから、別にいいと思いますが、ない方が小説っぽくなると思います! (2015年1月31日 21時) (レス) id: 3ccc4e1aa1 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ - 楽しみにしてます!更新頑張ってください!長文すみません。 (2015年1月31日 21時) (レス) id: 3ccc4e1aa1 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ - あと、「」の前に名前を書くより文章で伝えた方が良いと思いますよ! (2015年1月31日 21時) (レス) id: 3ccc4e1aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 | 作成日時:2015年1月31日 20時