JNside ページ6
なんとか打ち合わせが終わった。
何人かはそのままご飯を食べに行くみたいだけど僕は家に帰ることにした。
ジョングクも帰るみたいだから一緒の車で帰ることになった。
いつもは僕の方が早く準備が終わるのにジョングガがドアのところで待ってる。
マネヒョンは車を回してくるって先に行っちゃったし急がないと。
僕が合流すると一緒にエレベーターに乗り込んだ。
しばらく沈黙が続いていると。
JK「ヒョン具合悪いでしょ」
「いや…」
ジョングガの意外な言葉に反応できなかった。
みんなの前では普段通りに見せたつもりだったのに。
JK「絶対うそだー」
はははって笑って前を見た。
車に乗り込むと緊張がゆるんだのかさっきよりも体が重たくなった気がする。
「…はぁ……」
今日も早く寝よ…。
・・・
顔を触られて目が覚めた。
目を開けると心配そうなジョングクの顔。
どうやら熱を確かめているらしい。
JK「ヒョン熱ありますよ」
寝起きってこともあってうまく返せないし、ごまかしがきかない状況。
なんかさっきよりぼーっとする…。
街並みはだいぶ宿舎の近くまで来ている。
もう降りないと。
ジョングクにコートを取られたことでやっとジョングクが僕にコートをかけてくれていたことに気が付いた。
「けほけほ…」
JK「ほらやっぱり！」
ニカッと笑った顔につられて僕も半笑いになったと思う。
ジョングクは僕のバッグを何も言わず持ってくれて外からドアを開けてくれた。
それでも動けない僕を見て手を取って車から降ろしてくれた。
外の空気にさらされて身震いする。
今日こんなに寒いんだ。
ジョングクに手を引かれてるおかげで自然と足が前に出る。
僕の方がヒョンなのに…。
玄関で靴を脱いでそのままソファーに直行。
もう動けないかも…。
お風呂入って早く寝ないと…。
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
