SGside ページ41
JN「ゴホゴホゴホゴホッ…ゲホゲホッ…ゼー…ゴホゴホゴホ…ヒュー…ゲホゲホ…」
大きく咳込んでしまって起きちゃったみたい。
またヒューヒュー言ってて苦しそうだ…。
でもまだうとうとしているようだし眠れるかなって思っていたけどヒョンは少し体を起こした。
JN「…はく……っ…」
もしもの時のために持っていたビニールを慌てて広げる。
渋滞で動いたり止まったりしてたから酔っちゃったかな？
JN「ゴホゴホっ……っ…う“ぅー………ゼー…ゴホゴホ…」
さすがにもう胃には何も残ってないみたいで空えずきを繰り返す。
時々唸りながら深呼吸をして吐き気を逃そうとしてるんだろう…。
SG「ヒョン、こっちに寄りかかって良いですよ」
ゆっくりヒョンを寄りかからせる。
さっきの感じだと目が覚めてしまったら体を起こしている方が楽なんだろう。
しばらくヒューヒューという音がなっていたけど次第に治まってきた。
咳は治まっても呼吸は早くて辛そうだ。
うとうとして咳込んで目が覚めてまたしばらくしたらうとうとしてっていうのを繰り返しているとやっと渋滞を抜けて病院に到着した。
SG「ヒョン着きましたよ」
ヒョンの肩を叩きながら言うとゆっくり目を開けた。
顔は上げてくれたけどぼんやりしていている。
ヒョンの上着を整えて寒くないようにする。
ナムジュンが外からドアを開けて背中をこちらに向けてくれた。
RM「ヒョン乗ってください」
なんとか自力で背中に乗ることができたけどまた咳込んでしまった。
JN「ゴホゴホゴホッ…ゼー…ゴホゴホ……ゴホゴホッ…ゼー…」
マネージャーは一旦現場に戻らなければいけないらしく申し訳なさそうな顔をして急ぎ足で戻っていった。
ヒョンに雨が当たらないように傘を傾ける。
風がひどくて傘をさしていても全く濡れないのは無理だろう…。
ナムジュンも揺らさない程度の速さで急いでくれている。
病院に着くとそのまま個室に案内された。
人目を考えた病院側の配慮だろうか…ありがたい。
小さな部屋だが長椅子が2つ置かれている。
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
