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そこからしばらく歩いて着いたのは展望台
空はすっかり暗くなってて、星が輝いていた
『綺麗…』
思わず言葉が漏れるぐらい、美しい夜景
大「ほんまやな」
なぁ、A？
と呼ばれて大吾の方を向いた
大「俺さ、めっちゃAのこと好きやねん
手放したくない」
『…うん』
大「俺が事件に巻き込まれた時も、Aはず
っと俺のこと待っとってくれた」
それがめっちゃ嬉しかってん、と大吾は言って
それから目を伏せた
大「でも、色々あって廉に支えてもらったりし
て、少しずつ俺への好意が薄れていったように
感じてん
…それが、めっちゃ不安やった」
いつもの大吾らしくなく、弱気な発言
大「ほんまは、俺が隣で一緒に過ごしたい
でも、Aには幸せになってほしいねん」
『大吾』
この言葉の続きが不穏なものであるような気が
して思わず大吾の名を呼んだ
大「あ、ちゃうよ？別れて下さいとかじゃない
から」
でも、と続ける大吾
大「絶対、Aが好きな方を選び
廉でも、俺でも
我慢はしたらあかん
でももし、俺を選んでくれるんやったら、」
大「俺と、これからもずっと一緒にいてくれへ
ん？もっといっぱい俺と思い出作ろうや」
自分の思っていることを全て打ち明けて私に想
いを伝えてくれる
私のことも考えてくれている
優しい大吾らしい言葉だった
なぜか、大吾の告白に涙が流れた
これは、大吾への申し訳なさ？それとも…
大吾は私の涙を見なかったふりをして手を引い
て駅へと足を進めた
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白玉 - 超超面白かったです！大ちゃん切なすぎて、でも、廉くんと幸せになってくれてよかったなーと思いました！これからも頑張って下さい！ (2019年3月29日 9時) (
レス) id: 1f2316b085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸レイン | 作成日時：2019年3月5日 0時
