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一瞬、心臓が止まるかと思った。
「ちょ......っ、まっすー?大丈夫?分かる?!」
名前呼んで体を揺すっても、全く反応がない。......良かった、一応息はある。
『もしもーし、小山さん?どうし......』
「シゲちゃん......!手越の家、今すぐ、来れる?」
『えっ、なに、どうしたの?』
「まっすー、倒れちゃった..... 手越も、発作起きててやばい......今すぐ、来て欲しい、」
『まじか...... っ、分かった、すぐ行く、』
とりあえず一人じゃどうにも出来なくてシゲに連絡した。どうしよう...... 何からすれば......
「げほげほっ、げほっ....... はぁっ...... まっ、す...... うぅ、っ、......げほげほげほっ、」
「手越、泣かないで、苦しくなっちゃう...... 大丈夫だから、ゆっくり息して、」
リビングに戻ったら手越は過呼吸なるんじゃないかってくらいパニックになってて、俺までどうにかなりそうだった。
でも俺がここで焦っちゃいけない...... 落ち着け......
多分、めちゃくちゃ急いでくれたんだと思う。15分ぐらいで、シゲが来てくれた。
「小山さ.......!、っ、おい、大丈夫かよ、」
「シゲちゃん...... どうしよう......」
シゲの顔見た瞬間、安心して、泣きそうになった。
「まっすー、どこ?」
「寝室......」
「......まっすー、すぐ病院連れてかなきゃ、やばいよ」
「うんっ、......でも、手越も、」
「手越は多分いつもの発作だから、俺に任せて。車使っていいから、まっすーのこと、病院連れてってくれる?」
「......っ、」
「小山さん!......俺らが、しっかりしなきゃ......ね?」
そう言ったシゲの目も潤んでた。シゲだって、怖いんだ。......俺が、助けなきゃ。
「分かった...... 手越のこと、よろしくね」
「うん、大丈夫。大丈夫だから」
手越をシゲに渡して、すぐに寝室に戻った。意識がないまっすーを背負うのは大変だったけど、なんとか車に運ぶ。
「まっすー、病院行こうね、ごめんね......」
助手席に寝かせたまっすーの顔は真っ青で、"死んじゃう......" って泣いてた手越を思い出したら怖くなった。
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みーぽん(プロフ) - みささん» こんにちは!こちらこそ、ありがとうございました。書くの楽しかったです(^^)またリクエストお待ちしております! (2019年10月30日 13時) (レス) id: d6634a8534 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - こんにちは。リクエストに答えてくださってありがとうございます。テゴマスの絆が美しいです。またリクエストさせてください (2019年10月30日 8時) (レス) id: bff42f472f (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - MoMoさん» はじめまして!いつもありがとうございます(;o;)!移行後になるかと思いますが、ぜひ書かせてください!◎ 引き続きよろしくお願いします。頑張ります! (2019年10月29日 23時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
MoMo(プロフ) - はじめまして。いつも更新を楽しみにさせて頂いてます!よかったらリクエストお願いします。少しの間入院しなければならなくなり、寂しがってるのを3人がどうにかしようと頑張るお話が読みたいです!毎日大変だと思いますが、陰ながら応援させて頂きます! (2019年10月29日 23時) (レス) id: 82e5569775 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - いくっちさん» いくっちさん、ご無沙汰してます!リクエストありがとうございます(*´-`) ぜひ書かせてください♪ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーぽん | 作成日時:2019年10月21日 21時