◇何も出来ない悔しさ ページ5
ガララッ
ハルキ>サクヤ・・・。
サクヤ>ハルキ、みんな・・・もう来たんだ?
アラタ>もうって、別れてから結構時間経ってるぜ?
サクヤ>えっ?
慌てて病室の壁に掛けてある時計に目をやると、確かに彼らと別れてからかなりの時間が経っていた。
サクヤ>気づかなかった・・・・・あ、まだ花瓶に移してないや。えっと・・・花瓶、花瓶・・・っと・・・。
彼のこの様子から、おそらく何かあっただろうことは容易に察しがついた。
ここに来た者は、みんなして時間の経過を忘れてしまう・・・・・おそらく、サクヤもそうだったのだろう。
アラタ>(サクヤ・・・)・・・・・俺、手伝うぜ?サクヤ。
サクヤ>え?・・・あ、うん・・・じゃあ、頼もうかな。
苦笑するサクヤと共に、アラタは病室を後にした。
ヒカル>・・・・・あれから、もう一週間か・・・早いな。
ハルキ>ああ・・・・・そうだな。
ヒカル>ハルキ・・・。
ハルキ>・・・?
ヒカル>もし・・・・・もし、このままユキジが眠り続けているとしたら・・・・・君はどうする?
ハルキ>・・・・・わからない。今の俺には、ユキジが帰って来ると信じて・・・待つと言うことしかできない。お前も同じだろう?
ヒカル>・・・・・ああ。
それから、しばらくの沈黙が続いた。
すると、立ったままだったヒカルがふと動き、近くにあった椅子に腰かけハルキに背を向ける状態になった。
ヒカル>なんだか悔しいな。
ハルキ>え・・・?
ヒカル>今まで僕達は、彼女に守られているだけだった。ユキジは、僕達に守られたとか救われたとか・・・そんなこと言ってたけど・・・・・それでも、僕達は彼女が思っている以上に助けられてる気がするんだ。今まで何も出来なかった。あの戦いも、僕達はただ協力することしか・・・・・託して、見守ることしかできなかった。そして今も・・・僕達はユキジに何もしてやれない。ただ待つことしかできない・・・・・守ると誓ったのに・・・・・今の僕達には何もできない。それが悔しくて仕方ない・・・。
ハルキ>・・・・・そうだな。
椅子に座るヒカルは両肩を震わせ、未だに立ったままのハルキは両手の拳を握り締める。
「ジンさん、なんでユキジだけ?俺は・・・なんともないのに・・・」
その時、ふと数日前の会話が2人の中によみがえった・・・。
ジン>・・・・・ユキジは・・・・・幸人さんの体質を受け継いでいる。
ハルキ>幸人さん?
ジン>彼女の母親だ。
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れいな(プロフ) - コメント失礼します!初めから読みました!ハルキ推しなので気になります! (2020年3月25日 3時) (レス) id: 24304f577c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 期待しています 輝け進め 楽しみにしてます、 (2018年3月25日 22時) (レス) id: 584c5fbe86 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ムラクルートもう読める状態なんですか (2018年3月25日 22時) (レス) id: 584c5fbe86 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪向日葵 - はじめまして、ミカサさんの作品は1から読んでます。貴方の作品を読んで私は明るくなりました感謝してます。また帰ってきてください! (2017年12月23日 12時) (レス) id: 32b9ad8a80 (このIDを非表示/違反報告)
夢月花(むつきはな) - はじめまして、夢月花(むつきはな)といいます。ミサカさんのダン戰作品はずっと読ませてもらってます!!続きを楽しみに待っています!! (2017年8月14日 21時) (レス) id: e5a665e7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサカ美琴 | 作成日時:2013年12月26日 17時