透明ノ空 -2- (ページ37)

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80話『持ち物点検』＊Ruby ページ37

「なぜかスピアの心には2人いました。」

「どういう事だ？」

ミアが尋ねる。

「分からない。でも確かに2つあった。」

「まぁ、まずスピアの荷物を見てみよう。何か手掛かりがあるかも知れない。」

「副団長、それっていいのでしょうか？」

不安気に問うルビー

「いいんだよwいいもん見つかるかもしれないしw」

数分後…

大広間でスピアのカバンの解体が始まった

レオンハルトはカバンを開ける体制で今か今かと待っている。

「じゃあ、はじめましか♪」

「なんだか楽しそうだね(笑)」

「そんな事ありませんよ♪」

アヤとそんな話をし、

「開けますね。」

勢いよくチャックを開け中を覗いた。

「えっと…、『Gの対処100』に『野菜嫌い克服BOOK』それと『虫とお友達になる本』ですね。えっと…克服する本ばっかですね…。はい…。あ、あと日記ですね。」

ある人が少しピクッと反応した。

その隣でリア充並にいちゃつく兄弟。

「だってお兄ちゃん！！だからあっちで僕と遊ぼうよ～。ねぇ～。」

ポカッ

「痛てて。何するだよミキ！」

「皆さんの邪魔はしない。」

「殴る事ないだろ！」

「・・・。」

「無視するな！」

アリアは2人の頭をポンポンと撫でた。

「はーい。喧嘩しない。お兄ちゃん喧嘩嫌いだよ。」

「分かった！お兄ちゃん♪」

「ごめんなさい…。兄さん。」

ルビーはそんな3人を癒される～と思いながら見ていると突然

ズキンッ…!!

頭に激しい痛みがはしった。