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「あ゛ぁっ！すいませっ…薮せんぱいっ、すいませんでしたぁっ！」
バチン！！ バチィンッ！
「いたぁあっっ！！うぅ…もうやだ…」
「嫌なら門限守ればいいだけ。何度言ってもダメだね奏汰は」
バチィンッ！ バチィンッ！！
「いてぇっ！うあぁっ…い、いたいぃ…」
だんだん目も潤んできて、悲しいかなぼろぼろと泣いてしまう。
「いや゛ぁっ…ごめ、ごめんなさいっ…！」
バチィンッ！！ バチィンッ！
「ちゃんと気をつけますからぁっ！」
「何度も聞いてるんだけどね、そのセリフ」
バチィンッ！！
「〜〜っ！！こ、今度こそ守りますからぁぁっ…！」
痛くて痛くて、バタバタ暴れて。それでもやっぱりどうにもならない。
あんまり暴れると、その罰で数増やすよ？なんて言われて…
結局、お尻がじんじんするくらい叩かれた。
「うぅ゛〜っ…すいませ、んっでしたぁっ…」
「次からは気を付けなよ？同室の裕翔だって本気で心配してるんだからな？」
「はいっ…」
長かった罰則が終わって、ちょっとだけお説教を聞いて、俺はやっと解放された。
薮先輩ほんとに厳しい…いや、他の先輩も怖いけどさ…
痛むお尻をおさえながら部屋に戻る。
きっと真っ赤なんだろうな…これから風呂入るのつらいなぁ…
「ただいまぁ…」
「おかえりカナちゃん」
「あ゛ーもぉむりーっ 薮先輩厳しすぎるってぇ…！」
ソファに倒れ込んで同室の裕翔に愚痴る。
だってほんとに痛い。ダメージがすごいんだよ、これ。
あー、もう、寝たい。すぐに寝てしまいたい。
「薮先輩、普段は優しいでしょ。すっごいフレンドリーだし。薮先輩が怖い時は寮内規則違反した時だけだよ？」
「そ、だけどぉ…」
「だから文句言えないよ。普段から門限守れないカナちゃんが悪いと思うな」
「もぉー、やめてって、ゆーとまでそういうこと言うの…」
別に俺だって、破りたくて門限破ってるわけじゃないもんね。
ちょっと人より時間の使い方が下手なだけで…
なんて心の中で言い訳してたら、寝転んでた体がぐいっと持ち上げられた。
「へっ？」
さっきと同じ体勢、見えるのは寮の無機質な床だけ。
まって、これって…
「ちょ、え、裕翔っ！！なにしてっ…」
「何って…さっきまで受けてたでしょ？」
見上げた裕翔は本気の本気だ。
さーっと血の気が引いていく。
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みつあめ(プロフ) - ともさん» ありがとうございます！何度も読んでいただいて嬉しい限りです😭‼️かなり不定期の更新ですが、今後ともよろしくお願いします！ (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 19e769908e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 何回も読んでたお話だったので更新されて嬉しかったです！また楽しみにしています！ (2022年10月23日 17時) (レス) id: 5321468578 (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - ゆずかさん» コメントありがとうございます！可哀想な山田さん好きなんですよね…笑 お酒の話は構想としてありました！ので、時間はかかるかと思いますがお届けできるかと思います…！ (2020年5月2日 21時) (レス) id: 19e769908e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - もしリクエストが可能であれば………調子になっちゃった年下君たちがタバコかお酒に手を出してみっちり叱られる作品も見てみたいです^ ^みつあめさんの作品大好きです。これからもお体に気をつけて無理なさらないでくださいね。ご自身のペースでの更新楽しみにしてます (2020年4月30日 2時) (レス) id: a1b53c5ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - お道具を使われる山ちゃんにゾクゾクしました。最高の作品をありがとうございます^_^ (2020年4月30日 2時) (レス) id: a1b53c5ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつあめ | 作成日時：2019年12月8日 18時
