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JN「かわいい」
ぽつり。
まるで息をするように自然とそう零したのは、洗濯物をハンガーから外して屋内に仕舞うヌナを見つめるジュニヒョン。
そんなヒョンの動向を偵察する僕、ドギョムことイソクミン、イソクミンことドギョムです。
大陸の奇跡が蕩けそうな甘い顔で見つめる人物こそAヌナ。僕たちにとって必要不可欠な存在。コロコロ変わる表情や口調はどれも新鮮で、大好きなヌナ。
「ジュナや、ちょっと手伝ってもらえるかな?」
JN「もちろん!」
そんなことを思ってるのは当然僕だけではなく、現にヌナからのヘルプに"待ってました!"とばかりに駆け寄るヒョン。いよいよミンギュ宛ら耳と尻尾が見えだした。
JN「Aーー!」
「ぐぇ」
カエルが潰されたような声がした。
DK「ヌナ?!」
「ソクミナは天使だと思う」
JN「俺は?」
洗濯物に倒れたヌナ、の上に伸し掛るヒョン。そこに近寄れば太陽の光をめいいっぱい吸収した洗濯物から鼻腔をくすぐる柔軟剤の匂いと太陽の暖かい匂い。それに大好きなヒョンとヌナ。
「ジュナも天使だよ〜」
背中にヒョンを抱えて僕に手を差し伸べるヌナ。何も考えずにその手を掴んだ、途端。ニヤリと笑った二人。
DK「!?」
JN「だったら俺たち天使仲間じゃん?」
ヌナとヒョンに引っ張られた腕によって僕も洗濯物に突っ込む。
「それって私も入ってるの(笑)」
JN「当たり前だよ!ねーソクミナ?」
DK「そうだね、ヌナかわいいから」
「あー、うん、ねー、…普通に照れるわ」
顔を覆ったヌナはやっぱりかわいい。
普段は弟たちに"かわいい"を連発する人だが自分が言われるのはどうも苦手で対応に困るらしい。
赤く染まった耳が証拠だ。
うん、かわいい。
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Nino(プロフ) - 結さん» 初めまして!コメントありがとうありがとう(^^)おぉ!ありがたい言葉まで…励みになります(>_<)これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (2019年8月23日 7時) (レス) id: 7e4f124d1a (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - こんにちは!このお話面白すぎません?なんなんですか。更新頑張ってください!!q(*・ω・*)pファイト! (2019年8月22日 8時) (レス) id: 635e1ef721 (このIDを非表示/違反報告)
Nino(プロフ) - 山内優菜さん» 初めまして!コメントありがとうございます(^^)暖かいコメント励みになります!楽しんでもらえるように頑張りますね(><) (2019年5月31日 22時) (レス) id: 7e4f124d1a (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 初めまして!毎回楽しみにしてます(*´∀`)無理しないで頑張って下さい! (2019年5月31日 0時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)
Nino(プロフ) - カナタさん» 初めまして!コメントありがとうございます(^^)更新頑張ります!是非楽しみにしていて下さい!! (2019年5月23日 16時) (レス) id: 7e4f124d1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nino | 作成日時:2019年5月20日 15時