97.タイムラプス ページ22
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黒「猫？こんなところにどうしたん 」
紫「迷い込んだんか？元からおったっけ？」
黄「噛まない？大丈夫やんな、」
わちゃわちゃしている吸血鬼集団をよそに、あの黒猫は呑気に鳴いた。
緑「あれ、喋らへんな 」
ひとり、緑さんは黒猫に近づく。
『え、知ってるんですか？』
緑「Aちゃんも？いつだっけな、頭に直接。」
あ、やっぱり。
『同じです。実は、私をこの館に連れてきたのってその猫なんですよね… 』
緑「そうなんや」
不思議やなぁ、なんて言いながら頭を撫でる。
ニコニコしながらのその様は、彼の日常を見ているかのようだった。
普通の吸血鬼のはずなのに、全く怖くない。
赤「どうする、A。飯でも食うか？」
すばるくんのその言葉は、ひどく懐かしかった。
紫「ナンパか！」
そう紫さんに突っ込まれると、不意に笑顔が溢れる。
緑「俺も行く！」
黄「お前は腹空かんやろ」
緑「でも暇やろ？だからついてく〜 」
横「どっくんも行ったらええやん 」
紫「まだ本は山積みやからなぁ 」
黄「…ま、ついてくだけならええか 」
彼ら同士の会話を聞いていると、本当に仲の良さがわかる。記憶が無かったせいでわからなかったが、この人たちはみんなアイドルなのだった。
今更だけどすごいところにいる、私。色んな意味で。
赤「もう、2人のはずやったのに……。」
黄・緑「ええやん！」
『ふふっ いいよ、行こう』
拗ねている？っぽいすばるくん。初めて見た。
黒「あれ、黒猫は？」
紫「いつの間にかおらんくなったな 」
歩き出すと、そんな風に話す2人の声が聞こえてきた。
黒猫は何者なんだろう。
そんな疑問が少し大きくなりつつある。
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朱狐(プロフ) - ハニーレモンさん» 本当ですか！ありがとうございます！励みにして頑張ります！ (2019年9月28日 8時) (
レス) id: 576e85210a (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - はじめまして最初から読みました。安くんの存在も気になります。すばるくんには主人公ちゃんを最後まで守ってあげてほしいです。楽しみに待っています。(*^-^*) (2019年9月28日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱狐 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=tikuwa123456789&scr=novel/bokuranokako...
作成日時：2018年2月8日 19時
