僕らはいつも一緒だった (ページ33)

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第18話(M)-1 ページ33

ジョン(J)「・・・

ヒョン。」

ジョン(J)が

俺の前で見せたことのない、

真剣な顔をした。

近づいてくる顔。

固まっている間に

もう目の前に来ていて、

唇が重なった。

───何も考えられなくなる。

ジョン(J)が好きだ。

立ち上がって抱き締めて、

俺からキスを重ねていく。

目を開けると

ジョン(J)は目を閉じていて、

ふと俺がみた先に、

中を覗く

○○の顔があった。

急に頭の回転が早くなって、

俺はすべてを、把握した。

・・・わかったよ、

ジョン(J)。

俺はお前を傷つけた

共犯者だから。

全てを受け入れる。

お前のしたいように

すればいい。

俺のことは

どんなに傷つけても

構わないから。

もう一度目を閉じて、

またキスを重ねた。

こんなに悲しいキスでも、

好きなヤツとのキスに

変わりはなくて。

こんなに悲しいキスなのに、

どこかで喜んでしまうことが

また、悲しかった。

美術室のドアが開いて

○○が入ってくる。

○○「・・・ジョン(J)、」

ジョン(J)「・・・ごめん。

この前、

ヒョンと出掛けてから、俺、

ヒョンじゃなきゃ

ダメになった。

お見舞いに行った時、

話そうとしたんだけど、

○○、

信じないだろうって思って。

こうしようって

ヒョンと考えたんだ、一緒に。

・・・ごめん。」

○○「・・・ううん、

・・・ジョン(J)とジミ(M)オッパが

幸せなら

私はそれだけでいい。

ジミ(M)オッパの想いが叶って、

嬉しい。

私とは、もう、

・・・おめでとう。」