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第16話(T)-1 ページ29

テヒ(T)「ただいまー♪」

妹「お帰りお兄ちゃん」

弟「お帰りー♪」

妹「もうすぐご飯出来るよ」

テヒ(T)「ありがとう。

じゃあ、弟、遊ぼっか。」



うちは裕福じゃないから、

両親は共働きで、

夜遅くまでいない。



小さい頃から、三人で

過ごしてきた。



そこに○○が、

中学二年まで

よく家に来てくれたんだ。



夕飯はお母さんが

作ってくれてあって、



でも妹が

「私お母さんやる!」

って言って、



小学4年生ぐらいでもう

料理をしたがって、

○○が教えてくれた。



○○は小さい頃から

パンケーキを焼くお母さんに

憧れたのがきっかけで、



お母さんにひっついて

料理を覚えたって。



お母さんのご飯に、

○○と妹が作ったご飯。



妹が

完全に作るようになるまでは

両方食べていた。



○○は俺の代わりに

妹、弟とよく遊んでくれたんだ。



『一人っ子だから

本当に兄弟が出来たみたい♪』

って言いながら。



長男の俺が

どれだけ救われたか、

どれほど嬉しかったか、



そんなの言葉じゃ

表せないくらい。



帰って欲しくない、

このままずっとここに

いてくれたらいいのに



って、思った。



最初はきっと、

助けて欲しいとか

寂しいとか



そういうことだったと思う。



それが好きに変わるまで

時間はかからなかった。



○○が好きな子に

変わってからは、



○○の髪や手に触れたくて、

ドキドキしてた。



○○が俺を好きなんて

想像もしていなくて。



俺のせいで結局、

ジョン(J)も

○○も

ジミ(M)も



苦しめることになってしまった。



弟「おにい?」



テヒ(T)「ん?あ、

ここまでできたの?

すごいね。」



弟「○○ちゃんに

会いたいよ、おにい。」



テヒ(T)「そっかぁ。

今度おにいが誘ってみるね。

高校生になって、

色々忙しいんだ。

ごめんね。」



高校生になって、

何回か来てくれたけど、

すぐにあんなことや

あんなことがあって、

今は

こんなことになってて、、、



全部、

俺が悪いんだけど、、、。





・・・メッセージ、送る?




あんなことして、

普通にメッセージしたら

どう思うのかな。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:クムシラコネルミ | 作成日時:2020年7月18日 13時

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