僕らはいつも一緒だった (ページ27)

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第15話(○)-1 ページ27

熱も下がって

頭痛もなかったけど、

休んだ。

だって・・・

だってくぅにもオッパにも

どんな顔して会えば良いのか

わからなくて。

机の上の日記。

あの夜、書こうとして

考えて、

考えて、

考えてるうちに、

頭が痛くなってきて、

知恵熱が出て・・・

いいことしか書かないって

決めてる。

オッパが『大好き』って、、、

あれは、

いいことなの？

私、、、

私は、、、

日記を開いた。

！！

これって、くぅの字。

・・・笑った。

くぅ、何してるの。

こういう素直な

子どもみたいなところが、

くぅらしくて。

・・・いや、笑ってる場合か。

読んだのかな、くぅ。

くぅを見るって言った日まで

テヒ(T)オッパのことしか

書いてなかった。

・・・本当に、

私はずっと・・・。

コンコン、ってノック。

○○「はーい」

ジョン(J)「おじゃましまーす。」

○○「くぅ？！」

なぜか急いで日記を閉じた。

どうせ見られたのに。

くぅが来て、動揺して。

○○「連絡しなくて

ごめんね、昨日。」

ジョン(J)「びっくりした、

休んだことないじゃん、学校。」

○○「うん、熱があって。」

ジョン(J)「昨日、

冷えピタ変えたの俺だから。」

○○「えっ？

あはは、そうなんだ、

ありがとう。

あ、

ついでに、日記もありがとう。

勝手に見ないでよね！」

ジョン(J)「一昨日、

なんて書こうとしてたの？」

○○「えっ？」

ジョン(J)「いや、

何にも書いてなかったからさ。」