第14話(M)-2 ページ26
ジョン(J)「なんか
男三人は久しぶりですね!
そういえば
テヒ(T)ヒョン、
昨日なんで
走って行っちゃったんですか?」
ジミ(M)「ジョン(J)、
今から言うことが真実で
、、、ちゃんと聞いて欲しい。
テヒ(T)は
俺のこと、」
テヒ(T)「ジミ(M)、
俺が言わないと。
ごめん、ありがとう。
ジョン(J)、
最初に好きな人を言う
ってなったとき、
俺は嘘をついた。
ジミ(M)って言ったの、
あれ嘘なんだ。
俺が好きなのは
○○なんだ。
それで、」
ジョン(J)「ちょっと
待ってください、
一体何の話ですか?
○○は俺と付き合ってるし、
○○のことを好きだから
譲ってくれとか
マジで無理ですよ。」
テヒ(T)「聞いて欲しい。
それで、俺はお前が
○○と上手くいくことを
願ってたから、
嘘をついた。
だけど、告白した、
昨日。
ごめんなさい。」
────伝えるべきことの
半分も伝わってない。
テヒ(T)の優しさも
苦悩も
何ひとつ伝わらない
たどたどしすぎる説明に
俺はうなだれた。
ジョン(J)「・・・は?
告白?
何してくれてるんですか?」
ジミ(M)「話そう。
ジョン(J)」
ジョン(J)「ジミ(M)ヒョン
知ってたんですか?
テヒ(T)ヒョンの気持ち。」
ジミ(M)「知ってたよ。
告白をすすめたのも俺。
テヒ(T)はお前が
傷つくところを見たくないって。
だから小さい頃から
ずっとずっと好きだった
○○への気持ちを
封じ込めてた。
俺はそれを
見ていられなかった。
俺自身が
お前に伝えて、
そしてまた友達として
笑い合えたときに
伝えることの大切さを
知ったんだ。
偽りの笑顔で
そこにいる親友を
俺はとても
見ていられなかった。
だから
ちゃんと伝えるべきだと
言った。
・・・嘘の共犯者だよ。」
ジョン(J)「俺が
不幸になっても
構わないんですか。」
───心が引き裂かれるような
痛み。
愛するジョン(J)を
不幸にするなんて、
嫌に決まってるだろ。
だけど。
ジミ(M)「・・・いつか、
これでよかったと
言える日がくるって、
信じてる。」
ジョン(J)が
スッと立ち上がって、
静かに美術室を出て行った。
第14話(M) End
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作者名:クムシラコネルミ | 作成日時:2020年7月18日 13時