僕らはいつも一緒だった (ページ21)

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第11話(○)-2 ページ21

(女)「目ざわり。

1年のくせに。

本当に。」

(女)「そういう

あざとい感じが

ほんとイラつく。」

(女)「わかる。

私は特別って感じが

本当に嫌。」

テヒ(T)オッパと、

ジミ(M)オッパは、

カッコいいから、

学校でも有名な

憧れの存在で、

今年入学してきた私が

2人とくぅと

4人でいるのが

先輩たちは気に入らなくて、

委員会の後で

いつもこうして

何かしら言われてる。

でも、私たちは

幼い頃からずっと一緒だったから

関係ないし、

委員会の時さえ我慢してれば

普段は関わることもないから

平気なんだ。

先輩たちが

続けざまに何か言ってきたとき、

教室のドアが

ガラガラと開いた。

テヒ(T)「ね、

○○のことイジメてるの？

聞いたよ、俺。」

(女)「へっ、

テヒ(T)君、

違う！

イジメてない、」

○○「オッパ、」

テヒ(T)「○○は黙ってて。

こういうことされると、

なんていうか、

引くし、

恥ずかしくないのかな？

って笑えてくるし、

気持ち悪いし、

ウザいし、

みんなに

言いふらしてやりたい気持ちに

なるんだけど、

またやるの？」

(女)「違うの、

私たちは何も、」

テヒ(T)「あのさ、

次やったら本当に、、、

ただじゃ済まないから。」

先輩たちが荷物を持って

バタバタ走り去っていく。

○○「・・・なんか、

恥ずかしいな、

見られて。

ごめんね、テヒ(T)オッパ。」

テヒ(T)オッパが

私の腕を引き寄せて、

────ギュッて、

抱き締めてくれた。

長い腕、

オッパの匂い、

細い腰、

男らしい肩。

大好きだった気持ちを

思い出すのに

十分すぎて、

押し退けようとしたけど

さらに強く

抱き締められた。

第11話(○) End