僕らはいつも一緒だった (ページ20)

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第11話(○)-1 ページ20

くぅと、

2度目のキスをした。

くぅのこと、

ちゃんと見る

って宣言してから

本当に

くぅのことだけを

見てきた。

こんなにそばにいたのに、

初めて気づくことが

たくさんあって。

笑ってるときと

真剣なときの

ギャップとか

授業中にくぅを見ると

絶対に目が合うとか

他の男子と話してるときに

ふとくぅを見ると

ものすごい顔で

にらまれてることとか

他の女子の前だと

すごくクールなこととか

ずっと

こんなに

見ていてくれてたんだ、

私には

特別な顔を

見せてくれてたんだって。

くぅ、

って呼んだだけで

すごく嬉しそうで、

告白の言葉に

あまりにドキドキして、

どうしようって

考えることもなく

YESと答えた。

ジミ(M)オッパのこと、

それから、

ずっとずっと片想いをしてきた

テヒ(T)オッパのことが、

頭に浮かんで、

心がズキッとした。

これでいい

って100%思えなくて、

くぅに対しても

心が

ズキッとした。

ジミ(M)オッパが

テヒ(T)オッパのこと

好きになって、

テヒ(T)オッパが

幸せになってくれて、

ジミ(M)オッパも

幸せになってくれて、

初めて

私も100%幸せになれる。

そう思った。

二人には

くぅから連絡する

って言うから、

任せた。

ジミ(M)オッパへの

申し訳ない気持ちも、

テヒ(T)オッパを

好きだった気持ちにも、

蓋をしないと

くぅに申し訳ない

って思った。

翌日、

私が放課後に委員会があるから、

美術室に行けないのもあって、

くぅはジミ(M)オッパと

お出掛けしてる。

・・・委員会、嫌なんだ。

(女)「終わります。

あ、○○さん、

ちょっと。」

○○「・・・はい。」

いつもの通り、

女の先輩3人と

私が居残る。

(女)「あのさ、

いつになったらやめるの？」

○○「・・・やめることは

ありません。

先輩たちとは

幼馴染みなんです。

私のこと、

親戚の子みたいに

可愛がってくれてるだけで、」