僕らはいつも一緒だった (ページ12)

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第6話(M)-1 ページ12

ハグをしたジョン(J)の体が

こわばっていて、

やっぱり俺のことが

怖いんだと思った。

けれど嬉しいんだ。

何より前と同じように

俺を頼って来てくれたことが。

ジョン(J)のためなら、

俺はなんだってしてやる。

ジミ(M)「何があった？

○○とケンカした？」

ジョン(J)「ジミ(M)ヒョンの

気持ちを

僕にわからせるために

ずっと僕を無視してたんです、

アイツ。

それで今日、

どうにか掴まえて話してて、

やっぱ好きだって思って

告白した直後に、

断られたくなくて

キスしたんです、無理矢理。

それをテヒ(T)ヒョンに

見られていて、

アイツはまだ

テヒ(T)ヒョンが好きだ

って言って

・・・すみません、

話がまとまらなくて。」

・・・キス、したのか。

ショックじゃない

って言ったら嘘になる。

───俺には一生、

叶わないことだから。

ジミ(M)「だいたい、わかった。

とりあえず○○と

仲直りしないとな。

勝手にキスされて、

好きな人に見られたら

ショックだろ。」

ジョン(J)「・・・そうですよね。

でも、テヒ(T)ヒョンは

ジミ(M)ヒョンが好きだって

わかってるから、

僕と○○がくっつけば、

ジミ(M)ヒョンが僕を諦めて

テヒ(T)ヒョンを見てくれるって

思ったみたいです。」

ジミ(M)「・・・わかった。

俺から話すよ。

ジョン(J)とはもう

元通りの友達だし、

ジョン(J)を

そういう風に見てないって。

テヒ(T)の件は

また別の問題だからさ。」

ジョン(J)「・・・いつから

好きだったんですか？

僕のこと。」

ジミ(M)「物心ついたときかな。」

ジョン(J)「つらかったですか？

・・・ずっと。」

ジョン(J)が俺を理解しようと、

歩み寄ろうと努力している

気持ちに、

泣きそうになる。

───俺は、

そういうお前が

好きなんだよ。

甘えん坊の癖に、男らしくて、

ちょっとめんどくせーな

ってとこもあって、

努力家で一途で・・・。

もし、

万が一俺を

好きになることがあれば、

俺がずっと、

その繊細な心を

守ってやりたい。