09 思い出3つ ページ10
「む…むぅ……」
「さあ、どうです? お嬢」
机を挟んで向こう側に、ジョーカーがいる。
その机の上には、トランプ。
「……降参。やっぱり…、タネは…解らない……」
「ふっふっふ。そうですか」
ジョーカーは得意げに笑って、軽やかな動作でトランプを手に戻す。
「解るーって…、思ったのに…」
「まだまだですねぇ、お嬢。では、そんなお嬢に簡単な手品を教えてあげましょう」
「本…当…? やったあ…!」
それからジョーカーに教えてもらって、簡単な手品、を覚えた。
「それで…、こう……」
「ええ、そうですよ。お嬢は飲み込みが早いですねぇ」
「えへへ…」
ジョーカーに頭をなでられて、ほっぺが緩む。
教えてもらったこの手品は、その日から、ボクの自慢できることの1つになった。
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Lynn - 自分も、ジョーカー大好きなんだ。もっとこのストーリー続くと嬉しいな (2022年8月21日 7時) (レス) @page14 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - 麗華ちゃん 可愛いですよね (2018年11月10日 18時) (レス) id: 036f497ac3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 私もジョーカー大好きです! (2016年11月5日 1時) (レス) id: ef372e5b11 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - 何故か涙が…(;_;) (2014年9月7日 9時) (レス) id: 290f9a1778 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 読んだ読んだよぉぉぉ!!!((蹴 ジョーカーに頭なでなでしてもらいたぁい!!!!!!!早く更新してください!!!! (2014年8月27日 22時) (レス) id: 1e11e6f3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらだし* | 作成日時:2013年1月30日 14時