じゅうよん ページ14
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え、なにこれ…
いつものように早めに出勤して、メイク道具の点検をしていると、信じられないものが目に入った
ボサボサになったメイクブラシに、砕けたファンデーション、なんでこんなことに…
ちょうどその時クスクスと聞こえてきた笑い声
振り向くと悪魔のような顔をして笑うソウォンさんとミジュさんがいた
まさか、ソウォンさんたちがやったの…？
SW「あなたが調子にのるからこうなるのよ、これぐらいで済んでるうちに態度を見直したほうがいいわ」
それだけ言うと2人は部屋を出ていった
嘘でしょ…
どうしたらいいの…
とりあえず、状態を見ようとメイクボックスを漁る
どうやら傷つけられたのはジョングクの分
なんて意地悪なんだろう
今日はどうしようもないから、コンビニに走る
手に入るのはそんなにいいものではないけど、ないよりましだから、メイクブラシを買って戻った
少しやりにくかったけど出来はいつもとそんなに変わらないはず
JK「ぬな？聞いてた？」
ジョングクに顔を覗き込まれてハッとする
わ、近い…
「ごめん、なんて？」
JK「大したことじゃないからいいや。ね、なんかあった？元気ない…」
「そうかな？何もないよ？」
JK「ほんと？熱あるとかじゃない？」
ジョングクの手が私のおでこに触れた
胸がドキンと音を立てる
なにこの恥ずかしいやつ…
「だ、大丈夫！考え事してただけ！」
JK「ぬな、顔赤いよ、やっぱり熱あるんじゃ…」
そう言いながらもその顔は楽しそうに笑ってて、わざと言ってることに気付く
くっそ…！最悪！
「ないから！もう変なことするのやめて」
JK「でもドキってしたでしょ？」
「…してない！」
したけど！
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作者名：ゆあ | 作成日時：2017年4月11日 8時
