ぬなは僕が守ります (ページ11)

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じゅういちページ11

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JK「ぬな！ドーナツもらったから持ってきた！ぬなこっち持って、俺がそれ持つから」

「いいよ、大丈夫」

JK「もうぬなほんとしつこい、毎日同じことしてるんだからそろそろ諦めて」

「…じゃあ、それかして」

衣装を片付けて、空いてる部屋に入る
ジョングクが持ってきたドーナツをじゃーん！と見せてくれた
うわあ、美味しそう

JK「ぬなどれがいい？」

「なにがあるの？」

JK「プレーンとチョコと抹茶と紅茶とメープル！」

「うーん、チョコか紅茶かな」

JK「じゃあ俺これ～」

ドーナツを頬張るジョングク
ふふ、リスみたいな顔
ジョングクは私を見て目をまん丸にした
え、なに

JK「ぬなが笑った！」

「なにそのクララが立ったみたいな言い方」

JK「だって俺の前じゃ絶対笑わないもん、ぬなが笑ってくれて嬉しい！」

そんなにキラキラした笑顔を向けられると恥ずかしいからやめてほしい
笑っただけでこんな喜ぶ人初めて見た…

JK「へへ、嬉しい～、あ、ぬなこれ一口食べる？さっきチョコと迷ってたでしょ」

そう言いながら、はいっ！とドーナツを差し出す
なんでわかったんだ、確かに迷ってたけど
食べないの？って可愛く首をかしげる
こういうとこほんとあざといわ…
私が食べるまで引きそうになかったから一口もらう

「…こっちも食べる？」

JK「食べる！！！」

パクッと一口

JK「んふふ、おいひい！！」

なんて幸せそうな顔しながら食べるんだろ

「よかったね」

JK「うんっ！！」

ジョングクを見てると少しだけ頬が緩む
ジョングクを見て笑っちゃうなんてなんか悔しいけど…

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