４５、慌ててるにの ページ45
車に荷物を置いて部屋に戻ると、リビングへのドアを開けた途端に冷気が舞い込む。
「寒っ！あれ？Aちゃん？」
リビングからベランダへの窓が開き、カーテンが舞っていた。
嫌な想像が頭の中を駆け巡り、慌ててベランダへ出た。
「Aちゃん！？ 」
外を見るように、彼女はベランダの柵に寄りかかっていた。
そこにいたことに安心して出たため息が白い。
「・・・Aちゃん」
「慌ててるにの、初めて見た」
そう言いながらも、彼女はこっちは見ない。
「いなくなれたら楽だろうけど、でも、そんなこと喜ばないことも分かってるし。辛いけどさ、生きるよ、私は」
「ん」
「でもさ、そうは思っても、やっぱり涙は止まらないんだよ」
静かに涙を流している彼女を、後ろから抱き締める。
「無理しなくていいじゃない」
「ごめんね、頼りっぱなしで」
「今の聞いて、ちょっと安心した」
「ごめんね、にの」
「気にしなくていいよ」
「ありがとう」
寒い中、お互いの体温の温もりを感じて、しばらくの間そうしていた。
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ちへ(プロフ) - 亜希さん» 祈っててくださーい！あーめん！ (2015年12月14日 22時) (
レス) id: 692536a7db (このIDを非表示/違反報告)
ちへ(プロフ) - 梨沙さん» やっと先が気になって書くつもりになってきましたw (2015年12月14日 22時) (レス) id: 692536a7db (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 和が納得 恋であれ！ただ そう簡単にはいかないのが ちへたんのお話…最後はハッピーになると 祈っておきますわ。 (2015年12月14日 7時) (携帯から) (レス) id: 11c1b085c7 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - ふふ、動いてる動いてる。この先も楽しみ (2015年12月13日 22時) (レス) id: e385bf4ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ちへ(プロフ) - kazuさん» ありがとうございます！見守ってもらえると嬉しいです！ダークなだけでは終わらせないことはお約束します！ (2015年12月13日 21時) (レス) id: 692536a7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちへ
| 作成日時：2014年5月18日 23時
