【オリジナル】ボクらの魔法と依頼状━３━【男主】

第７３回 草木vs氷 ページ7

青瑠side


千鶴「今度は最後まで闘えるねっ」


聞き覚えのある声

明るく装ってはいるが
奥底から漂うのは獲物を狙っている獣の気配

青瑠「…借りを返してやる」

互いに向かい合う



観客のカウントが始まる


「「「３！２！１！」」」

実況者「始め！！！！！！」



合図とともに地面を蹴り上げる


青瑠「ルーゼｯ！！」
ﾙｰｾﾞ『りょーかいっ！』


闘技場が冷気に包まれる


相手の上を取り、氷の礫を作り出す

それを千鶴目掛けて放った


千鶴「歴代！！」


千鶴が空に伸ばした手には槍が握られていた

槍を回して礫を跳ね返す


千鶴「そんな攻撃じゃツマラナイな」

そうボソりと呟くと、今度は槍で地面を打つ


ゴゴゴ…

地面を割って大木が現れた

その葉が風によって心地よい音を鳴らす


ヒュッ…



何かが空気を裂く音がした

と同時に頬に流れる何かに気づく


青瑠「ｯ…!?」

頬を撫でると血が流れてる


千鶴「あはは！今のはただの葉だけど、次は何を飛ばすか分からないよ？」


大木に背をあずけた千鶴が不敵に笑った



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久々過ぎる更新ですみません。
これからまた更新していきますのでどうぞ見捨てずに見てやって下さい。

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