第７８回 勝負あり ページ12
宇雨side
枝がピクリとも動かない
千鶴も予想外のことのようで焦っているようだ
千鶴「何を、したの…？」
千鶴は青瑠に目を向ける
青瑠「いくら魔法の木だからって養分を吸い取れなくちゃ何も出来ないだろ」
青瑠は目の前にまで迫った枝から距離を取りながら言った
千鶴「根を、凍らせた…？」
大木は、千鶴の魔法によって召喚されるものだが、僅かな養分を必要とする
千鶴「でも、どうやって…？！」
歴代『…氷の礫や矢。あれが地面や根を徐々に凍らせていたんですね？』
歴代は槍から姿を変え、千鶴に寄り添うように立つ
大木は少しずつ葉を落とし、枯れてきている
歴代『もうこの木は持ちそうにないですね。再召喚するにも地面がこれでは…』
千鶴「…なら、最後の勝負だ！！」
歴代が再び槍に姿を変える
千鶴はその槍を高く掲げた
枯れかけの葉が空気を割くように舞う
青瑠「…」
養分の足りていない葉は先ほど程速くはない
青瑠「ルーゼ、防御は任せる」
ﾙｰｾﾞ『オッケー！』
葉をルーゼが盾で防ぎ、千鶴との距離を詰める
千鶴「…っ！」
青瑠が千鶴を眉間に触れる
触れられた箇所がヒヤリとする
実況者「勝負あぁぁぁり!!!!」
「「「ウオォォォォォ！！！！！！」」」」
風真「青瑠、凄い！！勝った！！」
遥「さすが青瑠さんです！！」
観客の歓声がスタジアムに反響した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありす☆まりん(プロフ) - 海里さん» もちろんです！こちらこそ、美世&Ｊをよろしくお願いします (2017年6月7日 20時) (
レス) id: e4a382d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
海里(プロフ) - ありす☆まりんさん» ありがとうございます！これからも末永くよろしくお願いします…！！ (2017年6月6日 19時) (レス) id: f7b8926cfa (このIDを非表示/違反報告)
ありす☆まりん(プロフ) - 海里さん» お久しぶりです！いえいえ〜！本当に一ファンとして楽しませていただいてます！美世「本当にありがとう！これからも、応援しているわ｣ (2017年6月5日 6時) (レス) id: e4a382d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
海里(プロフ) - ありす☆まりんさん» お久しぶりです！見ていてくださって嬉しいです！光栄すぎるお言葉です…。はい、更新頑張りますっ！！ (2017年6月4日 21時) (レス) id: f7b8926cfa (このIDを非表示/違反報告)
ありす☆まりん(プロフ) - 海里さん» 美世サイドありがとうございます！すごく面白い展開で続きを楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年6月4日 6時) (レス) id: e4a382d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海里 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年6月1日 22時
