歩こう、並んで。 Ryosuke.y

松葉杖 ページ26

Aside

この前の入院でやっと自宅療養も終わって。





会社で仕事できる！って思って最近、ルンルンです♪





今はお昼休みで会社の近くのカフェに後輩の佐々木くんと今野咲楽ちゃんで向かってる。









佐々木「エレベーター、今は点検で使えないみたいなんで階段で行きましょう。」





A「運動不足解消になっていいね！」









そう話しながら階段を下りていると、急にめまいがして階段から足を踏み外した。









A「わっ！」





佐々木「大丈夫ですか！？」





A「うん、大丈夫。よいしょっ…いた…。」









足首のところが痛すぎて立てない…。





まさかね…一時的なやつだよね。うん。









今野「先輩、病室に行った方が…。」





A「そうだよね。ごめん、行ってくるからタクシー呼ぶのと下まで連れてってくれるかな？」





佐々木「彼氏さんに連絡しなくていいんですか？」









涼介に連絡か…。





でも、きって仕事中だし邪魔したくない。









A「帰ってからする。何ともなかったら嫌だし。」





今野「いや、でも…。」





A「涼介、明日は大事なシーンの撮影なんだって言ってたから申し訳ないよ。
時間もあんまりないんだろうし。
だから、涼介が帰ってきてからにするね。
2人ともありがとう。」

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