歩こう、並んで。 Ryosuke.y

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Aside

数えきれないくらい悲しむ、悲しまないのやり取りを繰り返して、私が折れた。



涼介は顔を見た瞬間、心配そうな顔をして。









涼介「A、大丈夫？寝てる？」



A「寝てるよ(笑)今頑張れば仕事おも落ち着くし。」



涼介「ほんとに、ムリすんなよ…？」



A「うん。行ってきます。」



涼介「行ってらっしゃい。」









“身体が重いと感じるのは気のせい”



そう自分の心に言い聞かせて会社へと向かった。









午前中はなんとか頑張って、もうお昼休み。









今野「先輩、お昼ですよ？」



A「ごめん、今日はいいや。」



今野「顔色悪いですよ？大丈夫ですか？」



A「そんなに…？ちょっとだるいかなー。でも、大丈夫！ありがとね？」









後輩の今野咲樂(いまのさくら)ちゃんにも心配されるほど。



言われてみれば少し熱っぽい気もするけど気のせいだよね。









上司1「佐藤さん、お客さんだって。早く行ってきな？」



A「はい、ありがとうございます。」









お昼休みぐらいはゆっくりしたかったな…。

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