僕の声～いつも一緒に～２ (ページ10)

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止まらないページ10

SM 『よかったね・・・って言っていいのかな』

KH 『えっ？』

SM 『もし、このことがバレたらA先生は契約違反になるからね。学校もクビになるかもしれないよ』

KH 『・・・そんなこと、昨日は頭になかった・・・自分の気持ちが抑えられなくて・・気付いたら抱きしめてたんだ』

SM 『とにかく、僕は協力できることは協力する』

KH 『ありがとう』

キュヒョンはほっとした様な顔をする。

SM『でも、僕に初めに隠したことは許さないからね！』

KH 『・・・ははっ』

キュヒョンはうすら寒さを感じた。

『なんかいよいよって感じですね』

ｽﾀｯﾌ『ワクワクと緊張感で僕らもドキドキしますよ』

『グッズもかっこいいですね』

私はポスターを広げていた。

ｽﾀｯﾌ『日本のグッズはまた変わりますよ』

『そうなんですか？』

ｽﾀｯﾌ『Aさん、すみませんが、そこの資料、上の会議室に持っていってもらってもいいですか。これから最終段階の打ち合わせなんで』

『あ、わかりました』

私はたくさんの資料を箱に入れてエレベーターに向かった。
エレベーターの扉が開くと、イェソン君とキュヒョン君、リョウク君、ソンミン君が乗っていた。

キュヒョン君と目が合ったが、気まずくて伏目がちにエレベーターに乗り込む。

RW『わ、A先生すごい量！持ってあげようか？』

『ううん、大丈夫』

YS『どこまで持っていくの？』

『会議室、今から打ち合わせで使う資料だって』

ソンミン君は終始無言だった。
エレベーターが目的地に到着して、降りようとすると、キュヒョン君がすっと私の荷物を持って降りて行った。

『あ、いいってば！ねえ、キュヒョン君！』

KH 『どうしてですか』

荷物を抱えたままキュヒョンが振り向く。

『え、だって、なんか申し訳ないから！いいって！』

私はキュヒョンから箱を奪い取る。

荷物持ってくれたのは嬉しかったけど、それだけでバレそうな気がして怖い。
過剰反応してるのが自分でもわかる。でも止まらない。