僕の声～いつも一緒に～２ (ページ8)

今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:86,135 hit

怒りページ8

キュヒョンは宿舎でにやけていた。
ソファーに座って、さっきから何度も顔を叩いて元に戻そうとしていた。

RW 『ちょっと、キュヒョナ！そんなに叩いたら顔が腫れるってば！』

KH 『あ・・・』

RW 『アイドルなんだから気を使ってよ！』

KH 『腫れたらリョウガのBBクリーム貸して』

RW 『嫌だ！自分のがあるでしょ！』

リョウクはプリプリ怒りながら部屋に戻った。

KH 『そんなに怒らなくても・・・』

ウニョクとドンへが椅子をささーっと引きずって、キュヒョンの前に座る。

KH 『なんですか？』

EH 『A先生となんかあったんでしょ？』

KH 『なっ、なんもないですよ！』

DH 『ほんとに？』

KH 『ほんとですってば』

ウニョクとドンへはじっとキュヒョンの目を見つめる。

ぶはっ！

キュヒョンは吹き出してしまった。

DH 『おらー！白状しろおー』

ドンへはキュヒョンの体をくすぐりだす。ウニョクも負けじと参加する。
キュヒョンは体をねじりながら必死にこらえていた。

KH 『ほんと！ほんとに何にもないから！勘弁して！』

２人はくすぐるのを辞めた。

EH 『ほんとなの？』

KH 『うん・・・』

DH 『嘘だったら、肉おごれよ』

KH 『わかりました。おごります』

キュヒョンは右手を上げて答えた。

２人はつまらなそうにリビングを後にし、キュヒョンもにやける顔を手で覆いながら部屋に戻っていった。

部屋に戻ると次はソンミンからの質問攻めだった。

SM 『ほんとに何もなかったの？』

KH 『何もないです』

SM 『僕にも言えないの？』

KH 『何もないから言えないです』

SM 『じゃあ、なんでそんなにニヤついてるの』

KH 『ニヤついてないです、ほら』

キュヒョンはまた、両手でパンっと顔を叩いた。

SM 『わかった。もういいよ』

ソンミンはキュヒョンに背を向けて、ヘッドホンをして音楽を聞き始めた。
背中がちょっと怒っているのがわかった。

キュヒョンは申し訳なさを感じていた。