僕の声～いつも一緒に～２ (ページ6)

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理屈ページ6

『ずっと？え・・・どういうこと？』

KH 『何回も言わせないで』

『ごめん。えーと、それは・・・うん、そういうことか』

キュヒョンは頭からタオルをかぶったままうなずいた。

おそらく二人とも顔が真っ赤だったに違いない。
私は自分の心が見透かされないように話し始めた。

『でもさ、私、キュヒョン君よりずいぶん年上だよ？キュヒョン君のお姉さんよりも。』

キュヒョンは黙ってうなずいた。

『たぶん、キュヒョン君は恋に恋してるだけだよ。ね？ちょっと冷静になってさ、私なんかじゃなくてもっと若い子と・・・』

KH 『俺のこと嫌いなの？』

『いや・・・そういうわけじゃないけど』

KH 『俺のこと好きじゃないの？』

『いや・・・あの・・・』

KH 『どっちかはっきりしてよ』

私はため息をついて話し始めた。

『あのね、キュヒョン君。大人はそんなに簡単に好きだーとか言えないの。いろいろ考えちゃうのよ。それにこんなおばさん、キュヒョン君が笑われちゃうよ？』

KH 『他人の評価なんてどうでもいいよ』

『でも・・・』

KH 『なんだよ！？大人ぶって！理屈ばっかりで！そんなに難しいこと！？』

キュヒョンは急に立ち上がり、大声で怒鳴った。

私はびっくりして今まで押さえつけていたものが溢れた。

『だっ・・・だって・・・・こんなおばさんなのに・・・・・キュヒョン君が好きだなんっ・・て・・・言えるわけ・・ないじゃない・・・』

私は顔を両手で覆って、嗚咽を漏らした。

KH 『ご、ごめっ・・・泣かないで』

キュヒョンが私の横にしゃがみこむ。

『・・・せっかく・・・気持ちを・・・閉じ込めたのに』

KH 『・・・ずっと一緒にいてくれるよね？』

『・・・うん』

私達は微笑んだ。

EH 『遅い！』

DH 『うん、遅い！』

SM 『どこまで探しに行ったのかな？』

RW 『まさか、外まで・・・？』

みんなで顔を見合わせる。