僕の声～いつも一緒に～２ (ページ47)

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すれ違いページ47

ソンミンは怒りを抑えられないという感じでベッドに入った。

キュヒョンはベッドに寝そべると明かされた秘密を思い返していた。そして自分の身体の傷に手を宛てた。

ある日、私はスタッフルームで予定表を確認していた。
１２月に入るとすぐに日本へ行くことになっていた。

『こんなに早く行くんですね』

後ろにいたスタッフに声を掛ける。

ｽﾀｯﾌ『メンバーは前日ぐらいに行きますよ。僕らはそれまで準備ですね』

『そっか・・・』

ｽﾀｯﾌ『Aさん、大阪に行ったら、美味しいお店教えてください』

『私、しばらく帰ってませんから・・・あんまり期待しないでください』

私は力なく笑った。

ソンミン君に釘を刺されてから、キュヒョンは私の家にはあまり来なくなった。
キュヒョンはミュージカルの稽古もあるからちょうどいいと言っていたが、強がっているように感じた。

『私、１２月に入ったら、すぐ日本に行くから』

KH 『え？そうなの？』

キッチンで朝食の支度をしながら、携帯を耳と肩で挟んで会話をしていた。

『うん、準備だって』

KH 『じゃあ、1週間ぐらい会えないの？』

『そういうことになるね』

KH 『今でもあんまり会えないのに・・・』

『みんなに怪しまれてるんでしょ？ちょうどいいんじゃない？』

KH 『日本に行くまでには会える？』

『１回ぐらいなら会えるんじゃない？』

KH 『１回って・・・』

『だって・・・』

KH 『とにかく、時間見計らって会いに行くから』

『うん・・・』

日本公演と言っても大幅に内容が変わるわけではなく、基本は同じだった。ただ、日本語バージョンの場合はリップシンクを練習したりしなければならなかったから、メンバー達は苦戦しているようだった。

RW 『あーん、間違っちゃったよう』

EH 『口が回らなくなるー』

LT 『ちょっと休憩しようか』

みんなそれぞれに水分を補給したり、床に身体を投げ出していた。

LT 『キュヒョン、最近教会には行ってるの？』

床に座り込んでいるキュヒョンにイトゥクが聞いてくる。

KH 『いえ・・・』

キュヒョンはどぎまぎして、答えるのがやっとだった。

LT 『何かあれば言えよ。みんな心配してるから』

KH 『はい・・・』