僕の声～いつも一緒に～２ (ページ42)

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好きページ42

恥ずかしながら、韓国に来てからこの部屋に男性を入れたことがなかった。キュヒョンが初めてだった。男友達はいたけど、部屋に入れるような男性にはめぐり合わなかった。

そして、これから起こるであろう出来事が想定できるだけに、私は緊張していた。

恋人なんだから、当たり前だよね・・・
でも・・・キュヒョンって若いから・・・

余計な心配だけが頭を駆け巡っていた。

KH 『もう、ヤケド大丈夫？』

キュヒョンが私の手を取る。

『あ・・・うん』

KH 『もう痛くない？』

『うん、大丈夫』

キュヒョンは私の手を自分の頬に当てる。

KH 『ヤケドしたとき、なんで震えてたの？』

『え・・・』

KH 『なんか普通じゃなかったよ』

『また・・・時期が来たら話すから。それまで待ってくれる？』

KH 『うん、待ってる』

キュヒョンは微笑んだかと思うと次の瞬間、私の身体を抱き寄せて、激しく唇を重ね合わせてきた。

逃げることもできないぐらいの腕の力。

『ん・・・』

唇を離すとキュヒョンは囁いた。

KH『ベッドに行こう・・・』

『・・・うん』

ベッドに腰掛けると、今度はとても優しいキスだった。
さっきとは全く違う、気持ちを押し付けたりしない、私をいたわってくれるようなキス。

『私、病み上がりなのに・・・』

KH 『じゃあ、やめる？』

ブラウスのボタンを外しながら耳元で囁かれる。

『やめられる？』

KH 『無理』

そういうとキュヒョンは私をベッドに優しく倒し、首筋に唇を這わせてくる。

KH 『今日は・・・しるしをたくさんつけてあげる』

『お願いだから、やめて・・・』

キュヒョンはふっと笑ったかと思うとまた、唇にキスを落としてくれる。

ゆっくりゆっくり私のペースに合わせて愛してくれるキュヒョン。
白くて細いと思っていた身体はやっぱり男性の体だった。
頼りないと思っていた胸や背中は私の手が回らないほど大きくて、その腕に包み込まれているのが幸せだった。

何度も名前を呼んでは『好き？』と聞いてくる。
私が『好き』と答えると、満足そうな顔をして私の身体をキスで埋めていく。
そのたびに声がうわずってしまう。

『あ・・・』

キュヒョンを受け入れると、彼の動きはだんだんと激しくなり、息遣いも荒くなってきた。

KH 『はぁ・・・んっ・・・』

声と共にキュヒョンは私の頭を抱え込んで顔を首元にうずめた。