カラオケ ページ40
後輩 「いいですよ！何がいいですか？」
「和食がいいな・・・」
後輩 「久しぶりに焼き鳥でも行きますか？」
「うん！！」
私は後輩と昔よく行った焼き鳥屋で待ち合わせをした。
先に私が店内で待っていると、後輩はいそいそとやってきた。
後輩 「A先生、すっごい久しぶりですよね」
「うん、学校にも顔出せなくなっちゃったからね」
後輩 「なんでそんな忙しくなっちゃったんですか？」
「えーと、先方の仕事を急に手伝うことになっちゃってね。それにつきっきりなのよ」
後輩 「そうなんですか？日本語を教える以外の仕事ですよね？」
「うん・・・」
後輩「それっていいんですか？」
「一応、契約は交わされたからね・・・」
後輩「なんか、ひとりで疲れてるかなって思ってましたけど・・・元気そうですね」
「うん！元気だよ。じゃあ、乾杯しよ！」
私はビールを持って後輩の前に差し出す。
後輩「はい！今日は久しぶりだから、私も飲んじゃいます！」
「カンパーイ！」
最近の学校の様子や、後輩の近況報告などを話題にして久しぶりに盛り上がった。
私の方の話がどうしてもできないのが残念だった。
きっと後輩はびっくりするに違いない。
後輩 「A先生！この後、カラオケ行きませんか？」
「あ、行く！』
私達は焼き鳥屋を後にして、カラオケに向かった。
SM 『キュヒョナ、今日ほんとに行くの？」
２日目のコンサートを終えて、メンバー達は宿舎へ帰る準備をしていた。
KH 『・・・うん。ダメ？』
SM 『いや・・・ただ、みんなが心配する前には帰ってきて』
KH 『わかった・・・』
久しぶりにカラオケでストレス発散をした私達は満足していた。
後輩 「A先生、今日は楽しかったです。また誘ってください」
「私も久しぶりで楽しかったよ。たまには学校にも顔出すようにするね」
後輩 「待ってます」
私達は地下鉄の入り口で別れた。
昔はこれぐらいで疲れたりしなかったのに、電車で帰るのが億劫でタクシーで帰ることにした。
年かな・・・
こんなに笑って、食べて、飲んだのは久しぶり。いい気分転換ができた。また明日から忙しい一日が始まる。
私はタクシーの中から光るネオンをぼんやり眺めていた。
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作者名：きゅらむ | 作成日時：2012年10月2日 23時
