僕の声～いつも一緒に～２ (ページ34)

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打ち上げページ34

メンバーの家族は息子達に別れの挨拶をして会場を後にした。
メンバー達も車に乗って打ち上げ会場まで向かった。
私達スタッフもタクシーに別れて乗り、後についていった。

ｽﾀｯﾌ『お疲れさん、適当に座ってー』
今日は中華料理。ちょっと楽しみだ。

DH 『あ！Aヌナの横ー！』

EH 『あ！じゃあ、俺もー！』

ドンへ君とウニョク君が私の傍までくる。

ﾏｺ「わっわっ」

マコちゃんは明らかに興奮している。

『この子、マコちゃんね。この子も日本公演のお手伝いしてくれるから』

DH 「よろしくお願いします！」

EH 「お願いしまっす！」

ﾏｺ「あ、お願いしますー。日本語お上手ですねー」

「私が一生懸命、教えました」

『ほら、私とばっかり話してないで、みんなで話して。マコちゃん、少しなら韓国語できるから』

ﾏｺ「え！Aさん、無理ですよ～緊張して何も話せないです～」

「一緒に仕事するのに、何言ってんの。イェソン君も呼んで来ようか？」

ﾏｺ「ほんとですか！？」

私は立ち上がり、イェソン君を呼びに行った。

イェソン君はご飯を食べることに集中していた。

『ねえ、イェソン君』

口いっぱいにご飯を頬張って、こちらを振り向く。

YS 『ぬぁんですか？』

口をモグモグ動かしながら話す姿はハムスターのようだった。

『食べて落ち着いたらさ、今、ウニョク君とドンへ君がいる席にちょこっと来てくれない？あそこにいる女の子紹介したいから』
イェソン君は目を丸くした。

YS 『んふっ・・・コンっコンっ』

『だ、大丈夫？』

YS 『お、俺に女の子を紹介するって・・・？俺、頼んでないですよ』

『勘違いしないで。日本のスタッフの一人よ。ついでに言うならイェソン君のファンだって』

私は冷ややかな目つきで話した。

YS 『あ、ははっ。なんだそうですか！ファンなら今すぐにでも行きますよ！』

イェソン君は私の後をついて歩いてきた。
それまでウニョク君たちと会話を楽しんでいたマコちゃんが顔を上げる。

ﾏｺ「きゃっ、うわっどうしよう！」

YS 「はっはっはー。おげんきですか？」

ﾏｺ「あ、マコです。よろしくお願いします」

YS 「よろしくお願いしますー。はっはっはー」

沈黙・・・