僕の声～いつも一緒に～２ (ページ32)

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花嫁候補ページ32

私は日本スタッフたちと控え室を覗いた。メンバーそれぞれの家族が来ていて、我が息子達を褒め称えていた。

今はなんとなく、出る幕ではないなという感じがして、私は一旦、楽屋を出ようした。
するとイェソン君のオモニとばったり出くわした。

ｲｪｿﾝ母『あ、Aさん！久しぶりじゃない！元気だった？

『はい・・・オモニもお元気そうですね』

ｲｪｿﾝ母『ライブどうだった？』

『あ、すごく感動しました。イェソン君も楽しそうでしたね。』

ｲｪｿﾝ母『そうでしょう。さすが我が息子だわ！あ、中に入って！』

『え、でも・・・せっかく皆さん親子水入らずなのに・・・』

ｲｪｿﾝ母『何言ってるの、あなたも家族みたいなものでしょ！』

『え・・・』

ｲｪｿﾝ母『さ、入って入って』

私はイェソン君のオモニに背中を押されて楽屋に戻った。

ｲｪｿﾝ母『ジョンウン！ほら！Aさんにもお礼を言って！』

『え？いや・・・私、何もしてないですよ・・・』

ｲｪｿﾝ母『でも、一応スタッフじゃない？』

『・・・まあ、そうなんですけど・・・』

YS 『A先生、どうでしたか』

『ソロも良かったし、みんな楽しそうでこっちまで楽しくなったよ』

イェソン君は満足げだった。

ｲｪｿﾝ母『Aさん、またお店に来て？今度は働かせたりしないから』

『あはは・・・ありがとうございます』

ｲｪｿﾝ母『これからもジョンウンと仲良くしてね』

『あ・・・はい』

ｲｪｿﾝ母『ジョンジンでもいいわよ？』

『は・・・？』

ｲｪｿﾝ母『いえね、あなたみたいな人がお嫁さんで来てくれたらなあって』

『お・・・お嫁さん？』

ｲｪｿﾝ母『ねえ、ジョンウン？』

YS 『んあ？』

『ま、待ってください！』

RW 『どうしたの？何騒いでるの？』

YS 『A先生が、俺の花嫁候補になった』

RW 『ええーーー！？何それ？！』

『リョウク君、絶対おかしいよね？ね？』

RW 『そんなの、僕のお嫁さん候補にしたいです』

リョウク君は私を両手で囲む。

『は？』