僕の声～いつも一緒に～２ (ページ29)

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勘違いページ29

プレスコンは予定通りに進行し、これから始まるライブやワールドツアーに対する意気込みなどが語られ、報道陣との質疑応答に入った。
メンバーは気合十分といった感じだった。

ﾏｺ「みんな、やっぱりかっこいいですね。Aさんはメンバーと仲がいいんですか？」

マコちゃんが小声で話しかけてくる。

「日本語教えてたからね・・・」

ﾏｺ「Aさん、ほんとに大丈夫ですか？ヤケド・・・」

「あ、うん・・・大丈夫よ」

プレスコンは無事に終わり、メンバーはライブの準備に入った。

EH 『ドンへ、さっき何を見たの？』

衣装に着替えながらウニョクが話し始めた。

DH 『A先生の首だよ・・・』

EH 『首？』

DH 『うん。うっすらだけど・・・キスマークみたいなのついてた』

EH 『ほんとに？今日はストール巻いてたから良く見えなかったけど』

DH 『俺の前を通る時に、ストールの隙間から見えたんだよ・・・』

EH 『じゃあ、彼氏はいるってこと？』

DH 『いるのかなあ・・・』

RW 『何の話？』

EH 『やっぱりA先生には彼氏がいるみたいだ』

RW 『ほんと？』

ソンミンとキュヒョンは固まっていた。

LT 『なんで分かったの？』

DH 『俺、見ちゃいました。A先生の首筋にキスマークがあるの・・・』

LT 『ええっ！』

SD 『俺らの知ってる人かな』

キュヒョンはドキッとした。

YS 『・・・もしかしたら』

SD 『もしかしたら？』

ソンミンとキュヒョンは真剣なまなざしでイェソンを見る。

YS 『うちのジョンジンかも・・・』

SJ 『ええーーーー！？』

SM 『な、なんでそうなっちゃうの？』

ソンミンは慌てて聞く。

YS 『いや、A先生の周りの男って俺らとジョンジンぐらいかと・・・』

LT 『なんで！マネージャーだっているし、スタッフ達だっているじゃない』

YS 『あ・・・そっか』

EH 『しかし、キュヒョナはショックだよな・・・』

ウニョクがキュヒョンの方を見る。

KH 『え・・・？な、なんでっ？』

EH 『だってA先生のこと好きだろ？』

KH 『な、何にもないって言ったじゃない』

DH 『かわいそうにキュヒョナ。あんまり落ち込むなよ』

ドンへはキュヒョンの肩をポンっと叩いた。
ウニョクはリョウクと抱き合って泣きまねをしている。
キュヒョンは苦笑いするしかなかった。