僕の声～いつも一緒に～２ (ページ27)

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心気一転ページ27

キュヒョン君が帰った後の部屋を見渡す。
ここに本当にいたんだなあ・・・

鏡で付けられたしるしをもう一度見る。
結構しっかりついてるな・・・。俺のもの・・・か。素直に嬉しい。

あんなひどいこと言ったのに、お粥まで買ってきてくれて。
私は贅沢ものだな。

でも、よくポットがないの気づいたな・・・結構よく見てるな。

次の日、熱は下がったものの、私は鏡の前で昨日つけられたしるしを見て悩んでいた。
ファンデーションでも隠せないから、タートルネックを着るしかないな。

『休んじゃってすみませんでした』

私はスタッフのみんなに頭を下げる。

ｽﾀｯﾌ『大丈夫ですよ。少しはゆっくりできたでしょう？』

『おかげさまで・・・』

ｽﾀｯﾌ『明日はいよいよ、プレスコンとコンサートですからがんばりましょう！』

『はい！』

コンサートの前日である今日、メンバー達は半日休みをもらったようだった。キュヒョンは会いたいと連絡してきたが、私は明日の準備と日本スタッフを空港へ迎えに行ったりと忙しくしていた。

せっかく、仲直りできたのにすれ違いになるのはやだな・・・

そして、コンサート当日、たくさんの報道陣がプレスコンのために集まっていた。スタッフもその準備に追われていた。
私は日本から来たスタッフを控え室に案内していた。

日本ｽﾀｯﾌ「日本の報道陣もいくつか来てますね」

「そうみたいですね。日本ではずいぶん人気みたいですね？」

日本ｽﾀｯﾌ「一部では爆発的ですね。今回も大阪のチケットを取るためにファンクラブの会員が３万人ほど増えたみたいですからね」

「３万人・・・あ、どうぞこちらにSUPER JUNIORのメンバーがいますから」

コンコン

『失礼します』

メンバーがこっちを見る。キュヒョンを意識しながらも私は日本スタッフを紹介した。

『こちらが、日本公演のサポートをしてくれるスタッフの方たちです』

SJ「よろしくおねがいしまーす」

日本ｽﾀｯﾌ「お、日本語上手ですね。今日はよろしくお願いします。」

「では隣の控え室へ移動しましょうか」

スタッフ達は上着を脱いだり、荷物を降ろしたりしてくつろぎ始めた。

日本ｽﾀｯﾌ「Aさん、すみません、温かいお茶とかありますか？」

「え？」

日本ｽﾀｯﾌ「ちょっと寒かったものですから、できれば温かいお茶があればありがたい」

「あ・・・分かりました」