僕の声～いつも一緒に～２ (ページ23)

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チャラン♪

夕方、私はメールの受信音に目が覚めてボーっと携帯を手に取る。

「あ・・・メンバーからメールだ・・・」

LT ［A先生大丈夫ですか？早く元気になってください］
SD ［ご飯しっかり食べてくださいね］
RW ［薬もしっかり飲んでちゃんと寝てくださいね］
EH ［A先生！甘いもの食べると元気になるよ！］
DH ［A先生がいないと寂しいよー］
YS ［オゲンキデスカー！］

笑いがこみ上げてくる・・・

SM 『キュヒョナ、A先生にメールしないの？』

ソンミンは携帯を握り締めたままのキュヒョンに声をかけた。

KH 『・・・』

SM 『心配じゃないの？』

KH 『・・・心配だけど』

トゥルルル・・・

『はい』

SM 『A先生、具合どうですか？』

『あーごめんね。心配掛けて・・・』

SM 『昨日はすみませんでした』

『ああ、気にしないで・・・ソンミン君の言うことは当たってるから』

SM 『それから・・・』

『ん？』

SM 『キュヒョナがどうしても自分からは電話できないっていうから・・・今、代わります・・・』

『え？』

しばらくすると電話の向こうはソンミン君ではなく、キュヒョン君に代わった。

KH 『・・・具合どう？』

『ちょっと熱が高いかな・・・』

KH 『・・・今日、時間作って行くよ』

『でも・・・怒ってるんでしょ？』

KH 『・・・病人に怒るほど俺は悪魔じゃないよ』

『・・・家もわかんないでしょ』

KH 『・・・この間行ったから覚えてる』

『たぶん風邪だから・・・うつしたらまずいでしょ』

KH 『・・・他人の心配より自分の心配して』

『・・・はい』

KH『じゃあ、後で・・・』

キュヒョンは電話を切ってソンミンにお礼を言った。

KH 『ヒョン・・・ありがとう・・・』

SM 『もう、２人とも世話が焼けるんだから！』

キュヒョンは微笑んだ。

ピンポーン

時間はもう夜の１１時ごろだった。
ベッドから起き上がり、インターホンのモニターを覗くと本当にキュヒョン君がきた。
オートロックの鍵を開けると、しばらくして玄関のチャイムが鳴る。

私はマスクをしてから、ドアを開けた。するとサングラスに帽子、マフラーで口を隠すといったいでたちのキュヒョン君が立っていた。