僕の声～いつも一緒に～２ (ページ22)

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知恵熱ページ22

３８．９度

「いろいろ考えすぎて知恵熱でも出たかな」

朝、体がほてった感じがしたので熱を測ると結構な高熱だった。

『すみません。今日具合悪くて・・・お休みします』

私はスタッフの一人に連絡をいれる。

ｽﾀｯﾌ『わかりました。あんまり無理しないでくださいね。お大事に』

ベッドに戻り、私は横になった。

「バチが当たったんだろうな・・・」

私はいつの間にか再び眠りについた。

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『なんか今日、スタッフルームの方に電話しても誰も出ないんだけど』

リハーサル会場に来ているスタッフにマネージャーが声をかける。

ｽﾀｯﾌ『ああ、今日Aさんがお休みで、たぶん他のスタッフも忙しいんじゃないかな』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『休み？』

ｽﾀｯﾌ『はい、なんか具合悪いらしくて。用件、僕が聞いておきますよ』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『ああ、急ぎじゃないから。また事務所に戻ったときにでも確認するよ』

マネージャーがイトゥクと食事を取っている時につぶやいた。

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『スタッフの仕事に疲れのピークが出てきてるのかな・・・』

LT 『どうかしたんですか？』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『A先生、今日具合が悪くて休んでるらしい』

LT 『そうなんですか？』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『無理やりツアースタッフにしてしまったから、なんか罪悪感を感じるな』

LT 『A先生、1人暮らしですよね？誰か看てくれる人いるんでしょうか』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『うーん、どうだろう？彼氏とかいるのかな』

LT 『そういえば聞いたことないですね・・・』

イトゥクはリハーサルをしているメンバー達に聞いてみることにした。

LT『誰かさ、A先生に彼氏がいるとか聞いたことある？』

キュヒョンがふと顔を上げる。

SD 『さあ・・・俺は聞いたことないな』

YS 『俺も・・・』

RW 『何かあったんですか？』

LT 『A先生、具合が悪いらしいんだ。1人暮らしだろうから誰か看てくれている人がいるのかと思って・・・』

SM 『・・・どんな具合なんですか？』

LT 『いや、詳しくは聞いてないんだけど・・・』

DH 『考えたら、A先生、韓国に来て1人でがんばってるんだよね。両親も日本だし』

KH 『・・・友達とかいるんじゃないですか・・・？』

RW 『でも、前に誕生日のとき、寂しかったって泣いてたよね・・・』

みんな口をつぐんでしまった。