僕の声～いつも一緒に～２ (ページ21)

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打撃ページ21

SM 『キュヒョナと何があったんですか』

『キュヒョン君、なんか言ってた？』

SM 『何も話してくれないんです』

『ちょっとね・・・怒らせちゃった』

SM 『でも、怒ってるっていうより、開き直ってるって感じなんですよ』

『じゃあ・・・もう私に呆れちゃったのかな』

SM 『だけど、呆れたとかっていう風にも見えないんです・・・』

『私がね、過剰反応しすぎちゃったの。周りにバレないようにって。それが返ってキュヒョン君を苦しめてしまって・・・』

SM 『でも、バレないようにするのは当たり前じゃないですか』

『俺と、周りにバレないようにするのとどっちが大事なんだって言われちゃった』

SM 『・・・』

『キュヒョン君に不安を与えっちゃったみたい。私は十分に彼のことを想ってるんだけど』

SM 『・・・僕にも見えなかったですよ』

『え・・・』

SM 『キュヒョナに話を聞いてから２人のことを気に掛けて見てたけど、A先生がキュヒョナのことを想っているようには見えませんでした』

『・・・』

SM 『もっと、キュヒョナの気持ちを考えて、キュヒョナのこと想ってるって伝えてあげてください』

『・・・だって、私、年上だし・・・はしゃいだりできないよ』

SM 『キュヒョナは年のことなんて気にしてませんよ』

『・・・』

SM 『キュヒョナとずっとこのままでいいんですか？』

『・・・』

SM 『キュヒョナのこと好きじゃないんですか？』

『・・・』

SM 『すみません、出しゃばってしまって・・・でも、よく考えてください』

『・・・ごめんね』

SM 『いえ、じゃあ・・・』

『・・・うん』

電話を切った後、私は大きなため息をついた。

「はーっまいった」

ソンミン君の言うことが的を得ていて打ちのめされた気分だった。キュヒョン君は自分の気持ちを素直に言葉や態度に出すけど、確かに私はそうじゃない。
あの胸に飛び込んで行って、もし彼に守ってもらえなかった時、自分が傷つく。それを恐れていただけにすぎない。
結局は自分のことしか考えていなかったっていうこと。
キュヒョン君の身を案じていたなんて綺麗ごと。
私は彼に何も伝えてはいない。

その日は一日中、ソンミン君の言葉が頭の中にこびりついていた。