僕の声～いつも一緒に～２ (ページ11)

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告白ページ11

結局、打ち合わせの間もあまり集中できなかった。異様に気疲れした。

打ち合わせは午後まで引き続き行われることになった。
お弁当が配られると、ドンへ君とウニョク君が私のところへやってきた。

EH 『Aせーんせ！』

『何？』

DH 『一緒に食べよ！』

『いいよ』

DH 『ねえ、A先生』

『何？』

DH 『キュヒョナとなんかあったよね？』

私は割り箸を割り損ねてしまった。

『なんかって・・・何よ・・・』

EH 『キュヒョナが全然、教えてくれないからさ。A先生なら教えてくれるかと思って』

『・・・キュヒョン君、なんか言ったの？』

DH 『何にもないって』

『じゃあ、私も何にもない』

EH 『ええー！それじゃあつまんない！』

『つまんないって何よ。さっさと食べちゃいなさいよ』

DH 『じゃあさ、なんかあったら絶対言ってね』

ドンへ君はこちらを向いてニコニコしている。

『あったらね。はい、さっさと食べないと打ち合わせ始まっちゃうよ』

EH 『絶対だよ？』

『わかったわかった』

私はできるだけ自然を装った。

ふと目を上げるとキュヒョン君と目が合う。思わず目をそらしてしまった。

トゥルルル・・・

自宅で食事の支度をしていると、携帯が鳴った。
急いで手を拭いて取るとキュヒョン君だった。

KH 『あのさ』

『・・・何？』

KH 『やっぱりその、バレたらクビになるの？』

『うん・・・たぶんね』

KH 『ごめん・・・俺、そんなの頭になくて』

『ううん』

KH 『ソンミニヒョンに言われて初めて気付いたよ』

『・・・ソンミン君？』

KH 『あ』

『もしかして・・・ソンミン君に話したの？』

KH 『あ・・・うん。でも！ヒョンは俺たちの味方だから！』

味方だからとか敵だからとかではなく、私が年下のキュヒョン君の事を好きだということを、ソンミン君に知られてしまったという事実がたまらなく恥ずかしかった。

KH 『・・・A先生？』

キュヒョン君の声が遠くに聞こえる。

KH 『ごめん。勝手に話して。でもヒョンにだけは黙ってるわけにいかなくて・・・』

『・・・わかってる・・・大丈夫』