僕の声～いつも一緒に～２ (ページ2)

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日本ページ2

SM 『キュヒョナ！ラジオ聴いた？』

ラジオの放送から帰ってきたソンミンはキュヒョンの布団をめくる。

KH 『はい、聴きました』

キュヒョンは気だるそうに答えながら起き上がる。

SM 『いやー嬉しいよねえ。ああいうの。思わず震えちゃったよ～』

KH 『あの・・・ラジオでこういう女性が好きだって言ってたのは・・・』

SM 『ん？キュヒョナは嫌いなの？』

KH 『え、いや・・・嫌い・・・じゃないです・・・』

SM 『そうだよねー？好きだよねー』

KH 『何ニヤニヤしてるんですか！』

SM 『べっつにー！』

いたずら好きの子供のように笑って、ソンミンは部屋を出て行った。

その夜、私はさっき起きた出来事を反芻していた。
わざわざ謝りにきてくれるなんて、期待しちゃうじゃない。
でも、期待してはだめ。キュヒョン君が私なんかを相手にするわけないんだから。

私は高鳴る気持ちを必死で抑えた。

後日、私は日本に行くことになった。
向こうのスタッフと顔合わせをしておいたほうがいいということと、会場の下見だ。
韓国のスタッフ数人と東京に行き、次に大阪に移動して会場や周辺の下見という強行スケジュール。

もうこうなったら日本語教師じゃなく、完全なるツアースタッフね。

EH 『最近、A先生見ないよね』

DH 『うん。ああ～会いたいなあA先生～』

ドンへは両手を組んで神に祈るようなジャスチャーをした。

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『A先生は昨日から日本に行ってるよ。』

DH 『え？じゃあ、今、韓国にいないの？』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ『ああ、帰ってくるのはいつだったかな。あ、ほら、撮影始めるぞ。』

今日はライブに流す、ある映像の撮影。

撮影ｽﾀｯﾌ『はい、じゃあ１列に並んで～』

EH 『A先生、今、日本に行ってるらしいよ』

ウニョクが囁く。

SM 『そうなの？』

KH 『誰か聞いてました？』

RW 『僕らに言う必要はないでしょ。それに周りに聞けばわかる話だし』

撮影ｽﾀｯﾌ『はい、集中して！』