6話 ページ6
A「潔子さん…。」
清水「うん、いいよ。誰だって初めて会う人は怖いよね。」
A「潔子さん…！！」
清水「ちょっとずつ田中に似てきたね。」
A「やめてください。」
黒ジャージを着た潔子さんの後ろに付いて行って体育館に入ると、今日スガさんが言っていた1年生はもう来ていた。
一人は金髪眼鏡で高身長。もう一人は、その金髪よりも背は低いけど特徴的な髪形をしている。
澤村「そしたら軽く自己紹介、頼んでもいいか？」
月島「月島蛍。バレーは小学校からやってます。」
山口「や、山口忠です。ツッキーと同じで、小学校からやってます。」
田中「ツッキー…。」
2人の自己紹介が終わると、次は私達の番になった。
澤村さんから順番に回ってくる。
3年生が終わって2年生が終わり、潔子さんの番。
笑いを取っていた男子たちとは違って潔子さんは淡々と自己紹介をした。
清水「清水潔子。3年。マネージャーやってます。そして、この子が黒桂A。2年生。ちょっとシャイだからあまりいじめないであげてね。」
月島「別にいじめませんけど…。」
山口「優しいね、ツッキー！」
月島「山口うるさい。」
澤村さんから飛雄と日向くんの話をされると2人はすぐに練習に参加した。
私も潔子さんに付いて行って人数分…より2つ多くドリンクを作る。
清水「澤村に怒られるよ。」
A「うっ…。」
清水「はぁ…行っておいで。10分で帰ってきてね。」
A「ありがとうございます！」
隙を見て体育館から抜けだし、2人のことを探す。
少ししたところから声が聞こえてくるからそっちに向かうと案の定日向くんがレシーブの練習をさせられてた。
あ、今度は前に返った。
A「お疲れ。これ、どうぞ。」
影山・日向「ありがとうございます！」
A「潔子さんに10分だけもらったんだ。まだ飛雄のスパイクは止められないだろうけど、試合のためにスパイクレシーブも練習したいかな、と思って…。私でよければ飛ぶよ。」
影山「いや、でもこいつまだそんなんじゃ…。」
A「私が飛雄のトスで打ちたいの。日向くん、行くよ！」
日向「はい！」
飛雄のトスはもうとにかく速い。
それが北一の長所で、短所だった。
完璧に、欲しいところに来る。精密で正確なトス。
影山「おい。ちゃんと正面で取れ。」
日向「お前先輩の前では怒鳴らないいい子ちゃん気どりかよ！」
影山「あ？」
日向「すみません。…もう一本！」
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雪(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん！コメントありがとうございます！これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください！がんばります！ (2020年5月28日 22時) (
レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください！応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年5月13日 0時
