42話 ページ42
そして予選初戦。
vs常波高校戦。
いくら試合を見れるようになったとはいえ、ベンチに入れるマネージャーは1人まで。
私は2階席に上り、耳栓の準備をする。
やっぱり知らない人がいるところで見るのは怖い…。
？？「あ、Aさん。」
？？「本当だ。お疲れ様です！」
2階席に上がるや否や声をかけられた。
しかも2人から。
A「金田一くんに国見くん…お疲れ。ここで青城が見てるの？」
国見「はい。及川さんいなかったとはいえ一応、前回負けているので偵察です。」
A「そっか。そしたら私向こう行くね。」
別の場所に行こうと振り返った瞬間誰かにぶつかってギュッと抱きしめられる。
よくもまぁ自分のチームメイトの前でできるなと思いつつ静かに離れた。
及川「なんで？一緒に見ればいいじゃん。」
A「お気遣いありがとうございます。でも大丈夫です。」
及川「俺らの近くだったら耳栓も外して試合見れるんじゃない？」
A「…そうですけど…。」
及川「はい、座った座った！」
手を引かれ及川さんの横に座らせられる。
ほんとこういう時強引…。
岩泉さんも私の横に座る。
A「昨日のこと怒ってます？」
及川「別にー。っていうか、もう敬語やめれば？実質の先輩でもないんだし。」
A「けじめです。」
金田一「始まりますよ。」
金田一くんに言われて全員がコートに集中する。
常波高校は強豪校ではない。
烏野がどんな試合展開を見せるか楽しみ。
及川「ふーん。坊主くんもエースの彼もいいじゃん。」
A「音駒との練習試合がかなりいい方向に向いたみたいです。」
ソワソワしている日向くんの様子は上からでも分かる。
飛雄からのトスが上がると楽しそうに打った。
それを見る及川さん。
前、青葉城西と練習試合をやったときとは違って今の日向くんは普通の速攻も打てるようになった。
それに岩泉さん曰く東峰さんが入ったことによってトスに幅が出たらしい。
及川「いいじゃん。烏野。」
小さく呟いた言葉を私は聞き逃さなかった。
横を見るとどこか楽し気に見ている。
結局試合はストレートで烏野の勝利。
でも変人速攻は見せなかった。
まぁ1回戦で切り札見せるわけにもいかないしね。
及川「3回戦で待ってるよ。ちゃんと伊達工倒してね。」
A「はい。」
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雪(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん！コメントありがとうございます！これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください！がんばります！ (2020年5月28日 22時) (
レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください！応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年5月13日 0時
