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41話 ページ41

-月島side-


月島「どうですか?」


驚きすぎて立ち止まったAさんに向かい合う。

僕のはるか下から目を見開いて見上げてくる。

そんなに変なこと言ったわけではないと思うんだけど…。


月島「ダメですか。」

A「いや…そんなんじゃないけど。なんで?山口くんは?」

月島「あいつは関係ないでしょ…。合宿の時、男性恐怖症の克服に付きいますって言ったじゃないですか。それとも及川さんたちと電話したいですか?それに、僕が横にいた方が安全じゃないですか?」

A「そうだけど…。」

月島「家の方向も同じですよね?どうですか。」


畳みかけると「じゃぁ…」と言って頷く。

家の近くまで行くと、目の前には及川さんと岩泉さんがいた。

2人とも携帯を見ていて、僕たちを見つけると駆け寄ってきた。


月島「げっ…。」

及川「げっ…。って。眼鏡くんここで何してるの?」


全然笑ってない及川さんの笑顔が怖い。

Aさんが説明しても一向に許す素振りを見せない。

となりの岩泉さんも。


月島「あの、僕じゃそんなに心配ですか?」

及川・岩泉「うん。/あぁ。」

A「さすがにそれは可哀そうじゃないですか?」

岩泉「Aこの間まで月島のこと怖がってただろ。もし月島がAが嫌がることをしたら、練習試合の時みたいなことになったらどうするんだよ。」


そう言われて黙り込むAさん。

「大丈夫です」ぐらい言ってほしんだけど。

僕意外と信用されてないってこと?


及川「何かあったときとか眼鏡くんヒョロヒョロだし?危なくない?」

月島「その場にいないお2人の方が危ないと思うんですけどね。」


ニコっと笑みを浮かべると及川さんが少し悔しそうな顔をした。

ため息を吐くAさん。

お互いに予選前日なのになんでここで言い争ってるの…。


A「2人には学校出る時と家に帰ったときに連絡する。その間は月島くんと帰る。それでいいですか?」

及川「…。」

岩泉「…。」

A「いいですか。」

及川・岩泉「はい。」

A「月島くん、ここまでありがとう。明日からもよろしくね。」

月島「…はい。」

A「及川さんと岩泉さんも早く帰ってください。明日から予選ですよね?うちと当たる前に負けたら困りますよ。」


そう言いながら2人の背中を押すAさん。

男性恐怖症のAさんが触れることができるという点で幼馴染をずるいと少し思ってしまった。

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(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん!コメントありがとうございます!これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください!がんばります! (2020年5月28日 22時) (レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月13日 0時

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