検索窓
今日:4 hit、昨日:22 hit、合計:264,319 hit

38話 ページ38

岩泉「A、大丈夫か?」

A「おじゃまします。うん、大丈夫。ごめんね心配かけて。」

及川「ねぇ、なんで普通にいるの?」


そのまま徹の家に行くと、そこには一がいて徹のお母さんと夜ご飯を食べていた。

当たり前のようにお米を食べている姿に私は少し笑いそうになる。

私達の帰宅を確認した徹のお母さんは私と徹分のお米を入れて席に着いた。

たまに、こうやってご飯を食べさせてもらう。


岩泉「で、どうだったんだ?試合は。」

A「3試合やって1セットも取れなかった。さすが守りの音駒って感じだったよ。」


徹のお母さんのご飯は美味しくて、私達がバレーの話をしているのを静かに聞いていた。

ご飯が終わり、一緒に片づけを手伝う。

その片付けも終わると徹はどこからかアルバムを取り出してきて一緒に見る。


及川「この間いろいろ整理してたら出てきたんだ。」


そこには私が小学3年生の時の3人の写真があった。

バレーをしている写真が何枚もあって、笑顔で映ってる。

"あのボール"もまだ映っていて、そっと手で触れる。

次のページをめくると徹とボールのドアップの写真があった。


及川「及川さんは小さいころからイケメンだねー。」

岩泉「死ね、クソ川。」

A「ねぇ、これ!」


写真に写ったボール。

そこに小さく黒い文字で何かが書いてあるのが見えた。

目をこらしてもあまりよく見えないけど…。


及川「4文字かな。名前か苗字か分からないけど。」

岩泉「でもこの年なら名前だろ。」


4文字の名前で…東京のバレー部。

一瞬あの人が浮かんだけど頭を振って忘れることにした。

急いで東京のバレー部の人たちを探していく。


岩泉「音駒の黒尾鉄郎、夜久衛輔、海信行。あとは…梟谷の木葉秋紀。一応メインだとこのぐらいか?」

及川「急に絞れたね。」

A「分からないよ。まだバレーやってるかも、そもそも東京はたくさん学校あるからここの人じゃないかもしれないし。」

及川「遺伝子的に?A美味いから。」

岩泉「遺伝子的にって言ったらやっぱこいつだよな。似てるの。」


そう言って一が指さしたのは音駒のMB。

今日、話をした人。


A「え…。」

及川「気持ちは分かるけど詮索してみるのはいいんじゃない?」


兄が…さっきのナンパ師なんて考えたくないけど…。

とりあえず、2人に連絡を取ってみた方がいいと言われ家路につく。

39話→←37話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.4/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
272人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 烏野
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん!コメントありがとうございます!これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください!がんばります! (2020年5月28日 22時) (レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。