3話 ページ3
A「飛雄、サーブすごいね。及川さんにそっくり。」
影山「また及川さんですか？」
A「うん。及川さんは私を救ってくれたからね。」
澤村さんが教頭先生に呼ばれた後、「少し待ってろ」と言われてて飛雄の元に駆け寄った。
私は及川さんのバレーが好き。
だから、及川さんのサーブを見て習った飛雄のバレーも及川さんみたいで好き。
菅原「なぁなぁ、なんでAは影山のこと"飛雄"って呼んでんの？」
A「及川さんがそう呼んでたんで。」
田中「まーた及川か…。」
日向「及川って誰ですか？」
A「え…あ…。た、田中！」
もう一人の、日向くんに話されるとぶわっと嫌な汗が出てきた感じがして手が震える。
田中の後ろに隠れると変わりに話をしてくれる。
及川さんは今は青葉西城にいる3年生で、私と飛雄の中学時代の先輩。
中学最後の大会ではベストセッター賞を取り、そのチームの最大値を出す。
そして、私を助けてくれた。岩泉さんと共に。
澤村「幸いにもとくにお咎めなし。謝罪もいらない。」
体育館の扉から音がして後ろを向くと澤村さんが帰ってきた。
何も見なかったことにして、忘れろと。
菅原「A、一回外出た方がいいかも。多分大地怒る。」
A「ありがとうございます…。」
スガさんにそう言ってもらい、体育館の外でボーっと空を見上げる。
澤村さんの怒り方怖いんだよなー…。
怒鳴るんじゃなくて、静かに諭す感じが。
しばらくしていると扉が開いて仮入部届を突き付けられた飛雄と日向くんが出てきた。
菅原「終わったよ。」
ニコっと笑みを浮かべるスガさんが呼びに来てくれて飛雄に「じゃあね」とだけ伝えると私は体育館に戻る。
澤村さんはまだ腕を組んでいて少し怒っているみたいだけど。
清水「あの、そこ通してくださる？」
田中「潔子さーーーーん！！！」
A「田中うるさい。」
清水「あの2人何？」
A「ちょっと問題を起こして澤村さんに怒られ中です。」
澤村さんによると、飛雄の個人主義はチームの足を引っ張りかねない。
実際に、北一時代の最後の試合の話を及川さんから聞いた。
無茶なトスを上げてチームメイトから拒絶され、監督からはベンチに戻された、と。
でも、烏野には運がいいのか悪いのか日向くんが来た。
もしかしたら飛雄のパスに合わせられるかもしれない。
もし、あの2人がその才能を合わせたら…烏野は再び羽ばたけるかもしれない。
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雪(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん！コメントありがとうございます！これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください！がんばります！ (2020年5月28日 22時) (
レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください！応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年5月13日 0時
